対象:人材採用
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とある販売店の管理をしている立場の者です。
まず、要点から申し上げますと、この案件で法律として何か対処が出来ないかをお聞きしたく質問させて頂きました。
内容は以下となります。
今から約半年前に弊社に勤務(勤務年数は1年程)の社員(Aさん)が1カ月~2ヶ月間に3度無断欠勤を繰り返し、その社員と話をし、会社を辞して頂く事になりました。その社員もプライベートな事で当時は精神的にかなりまいっていた様でした。そして最近になり、弊社に全く別のアルバイトとして1年以上働いた方が辞めることになり、新しく人材を探そうという時に、弊社の社員からAさんと電話で話をし復職をしたい話があったということでした。会社もこういう状況であり、甘い判断だとは解っていたのですが、雇用条件をアルバイトからスタートでという事で再雇用を決定しました。しかし、出社前日になり、Aさんからメールで別に受けていた会社から採用の連絡があり、正直迷っているという内容のメールが届き相談したいとのことでした。流石に私もその相談にはのれないという内容のメールを返信しました。すると新しい会社で働くという内容のメールが返ってきました。私自身、小さい会社ではありますが社員には復職について説明をし社員に納得した矢先でのことで精神的にも参っています。会社としての名誉を傷つけられたと遺憾に思っております。何かこうした案件で名誉毀損等の法的処置等行えないのでしょうか。
補足
2010/10/22 04:31補足としまして、アルバイトからの再雇用と申し上げましたが、現状勤務しているアルバイトよりかは好条件にしております。それとAさんからは他に面接を受けている会社があるということは聞いておりません。弊社は1カ月間のシフト制ですが、今回出社前日での急な話もあり、他の社員にはAさんが働くことは勿論、Aさんのシフトも一覧に載せておりますので、アルバイトを含み認知されている状況です。私の判断が甘すぎたと片付けてしまえばそれまでなのですが、納得出来ませんのでご相談致しました。
z-saさん ( 東京都 / 男性 / 29歳 )
回答:1件

渥美 尚人
社会保険労務士
3
残念ながら・・・
現在の労働法制では、かなり労働者に有利な形となっており、z-saさんのAさんへの憤りはお察しいたしますが、ほとんど何もできない、という判断をせざるを得ません。
特に小規模・零細事業ではアルバイトといえど、貴重な戦力であり、その入退社はもちろん、出欠勤でも予定通りに進まないと大きな混乱を招くことは、私のお客さんからの愚痴で何度も聞かされておりますので、よく理解できるところなのですが、現在の労働法制の取扱は、そういうリスクも含めて事業運営を行うことを経営者・管理職層に求めているのです。
このため、法的措置で何か・・・という相談も、原則から外れたことを実現しようとしているため、その実現にはとても高い障害があるということをご理解ください。
念のため、名誉毀損について説明しておきますと、いちアルバイトが出社予定日に出社しないことで、どんな名誉が毀損されたのか?その結果、(名誉の毀損を原因とする)どんな不利益がz-saさんの販売店に生じたのか?について、論理的な説明をしようとしても、非常に困難かと思います。つまり、名誉毀損で法的措置を取るという方法は、無理だという結論になる可能性が非常に高いと思われます。
中小零細事業主をお客さんにしている我々社会保険労務士は、従業員から、今回の事例よりもはるかにひどい仕打ちを受けた経営者の例を数多く体験して、知っています。
救済されないケースがほとんどで、だから、「現在の労働法制の取扱は、そういうリスクも含めて事業運営を行うことを経営者・管理職層に求めている」と解釈するしか、説明のしようがないのです。
逆に、今回のAさんのような自分勝手な行動を起こす社員は問題を必ず起こしますから、そんな社員に手を焼かなくて済んだ、という風にプラスに解釈された方がよろしいかと思います。
以上
評価・お礼

z-saさん
2010/10/23 18:52ご丁寧にありがとうございました。
非常に解りやすかったです。
不快な思いをしましたが、今回は仰られましたように
前向きに考えたいと思います。
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