対象:住宅設計・構造
突然の質問申し訳ございませんが専門家様の率直な意見を頂きたく問い合わせした次第です。今年で住宅建材メーカーの設計職として3年目となります。今の仕事に不満な点が多く、一生現在の仕事を続けていくことが考えにくい状況です。不満な点としては1)設計職といいつつも、新たな商品を一から設計するような設計ではない点。営業的要素も非常に強く、客先、社内両方からの要望・圧力が非常に強く自分の意思で仕事を進めることができない。(常に周りに振り回されながら仕事をしている)2)1)の内容にも関わる事ですが、自分の仕事の段取りをどれだけ良くしても、関連部署、客先の変更が非常に多く、毎日がその変更への対応で終わってしい、長時間残業してまで仕上げたものが次の日には何の意味も成さないものに変わっているといういうことも多々ある。そのため毎日徒労感ばかりが残りモチベーションを保つことが難しい。3)これから先、5年後、10年後転職をしようとしても他社で使えるスキルを養うことができないのではないかという不安がある。(具体的に使えるスキルとすればAutoCAD程度)4)勤務時間が非常に長い点。平日は8:30〜23:00くらいまでと言うのが平均的勤務時間。さらに土曜日もほぼ毎週出勤。残業代については申請すれば全額支給されるが暗黙の了解で申請しにくい状況である。(申請時間は実際の残業時間の1/3程度) 5)正直、今扱っている商品に興味をもてない。3年目に突入した今も辞めたいと考える状況には変わりありません。そこで第二新卒という利点を生かせる現在のうちにより幅広い知識・スキルを得られる仕事への転職を考えています。このような考えは甘い考えになってしまうのでしょうか。転職する理由に正解も不正解もないとは思うのですが是非参考に意見を頂きたいと思います。宜しくお願い致します。
えむえむさん ( 宮城県 / 男性 / 26歳 )
回答:8件
どうなりたいのですか
私も若い頃は会社を数社替わりました。理由は、将来独立した時に通用するような建築をいろんなところで学んで吸収したいという気持ちでした。
さて、えむえむさんの文章を読ませていただいて感じたことは、現在の会社への不満が中心で何をしたいのか、どうなりたいのかがさっぱり見えてこないことです。
楽になりたいから転職したいのでしょうか。それとも自分の仕事に誇りを持ちたいから転職したのでしょうか。
厳しいことを書くようですが、現在のお気持ちでは他社に転職しても、そこの悪いところが気に入らなくなってまた転職することを考えるようになるのじゃないでしょうか。
必要なことは、自分がどうなりたいのか、何をしたいのかをはっきりさせることです。
建築設計のほうに進みたいというお気持ちでしたら、勤務状況は現在の会社と変わり無いかもっと厳しいものになることを知る必要があります。残業や徹夜、日曜出勤は当たり前、残業手当も出ないところもたくさんあります。こんなはずじゃなかったと思っても後の祭り。
もちろん、まれには所員といっしょに建築を作っていく事務所もありますが、そのほとんどは経営が厳しいので残業もいとわないくらいになります。
そんな状況でも、行きますか?
今、えむえむさんが出来ることは、将来のために毎日少しでも何かを学習し続けることです。(言うのは簡単ですがなかなかできないんですよね、これが)
建築士の資格をお持ちでしょうか?
未だでしたらとりあえずこれを取得することから始められたらいかがでしょうか。
どこに言っても不満は出ますので、ご自分がどうなりたいのかの目標を決めないままの転職は同じことの繰り返しになりますよ。
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例えば大好きでやっている花屋さんと・・・
えむえむさん
はじめまして、建築家の八納です。
なるほど、心中お察しします。
私も若い頃(今も若いつもりですが)、同じような経験をしましたよ。
「どうして、周りは自分の能力を理解してくれないのだろう?」
「自分はこれだけ頑張っているのに能力を活用できる事をさせてもらえないのだろう?」
同僚と飲みに行ってもいつもその話ばかりになっていました。
ですが、あるときメンター(人生の師匠)に次のように言われました。
''「例えば、大好きでやっている花屋さんと、仕方なく仕事でやっている花屋さんがあるとすると、あなたはどちらで花を買いたいですか?そして、どちらと仕事を一緒にしたいですか?」''と。
私の場合は、この話を聞いてから、''愚痴を言うのを一切止めた記憶があります。
''例えば、えむえむさんの場合は、営業で人と話をする機会が多いなら、''どうすれば人と話をするのが面白くなるかな?''を真剣に考えてみる事も出来ます。
私の知り合いの、生命保険のトップセールスマンは、9割が相手との友人関係になることを主に話をし、残り1割で商品の話をしています。彼はそのために人の心理学を学び、そして、''本当に人を好きにならない限り相手も自分を好きになってくれないという法則''を見出したようです。
建築の仕事にしろ、どんな仕事にしろ、世の中は人対人で動いています。もし今の環境でえむえむさんが周りが手放したくない存在になれば、どこに行っても通用するようになると思いますよ。
そう考えれば、''今の環境は給料をもらいながら、その勉強までさせてもらっているとてもお得な環境です''^^。←こう考えられるかがポイントです
環境は自分の意識の変化で大きく変わるものです。
ピンと来たら一度チャレンジしてみてください。
八納啓造 拝
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- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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何を求めているのでしょうか?
えむえむさん、こんにちは。
けんデザインのなかやです。
前記の方々がおっしゃっている通りだと思いますね。
やめる理由だけ(マイナス思考)では無く、向かって行く理由(プラス思考)が欲しい感じでしょうか。
「今の仕事よりは給料の減って大変かもしれないけど、設計が好き」などそういったモチベーションがどこにあるのか?などを明確にしてみたらどうでしょうか?
ここに書かれている方々は、きっとえむえむさんの様な悩みを持ってきたと思いますが、皆さん「設計が好きだ」から続けているのだと思いますよ。多分(笑)
まだ26歳との事なので、個人的には広く世界を見ていく事は良い事とは思います。
ただし、今より楽になるという考えはまず捨て去った方が良いと思いますが。(同じ歳の頃に転職してきた人は、みんな成功したと言っていません。むしろ転職する度に会社の規模は小さくなるので、不安に思っている人が多いです。これは企業にいる友人の話です。独立を目指す設計者達はちょっと違うかもしれませんね。)
以上です。
自己責任となりますが、頑張ってください!
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やりたいことを
掲載されている文章からは後ろ向きの話しが多いのが残念ですが、前向きな気持ちの裏返しだったり、こうゆう時というのは、そんなふうにしか書けないものだったりするので、短い文書で状況を伝えるのは、なかなか難しいですね。
ただ気持ちを前向きにといっても、気持ちの上で、本当に無理なところに勤めていては、どこかで限界はくると思います。ご自身で納得できる労働条件、仕事内容のほうが、どんな小さな会社に勤められても、やはりご自身をのばすことも出来るはずです。
ご自身の今の状況と本当にやりたいことを見つめてさえいれば、転職されたらよいと思います。
このサイトでのお尋ねですから、建築がらみでの転職ということだと思いますが、建築業界はどこへ転職されても大変です。その辺は前に書かれている方々のとおりで、労働条件、仕事内容ともに、きついです。
これも、ご自身の思い次第ではありますが、建築関係以外だって、面白い仕事はいっぱいあります。広く社会を見てください。
最後に、今の会社での人間関係など、目先のスキルだけでないものを何か得たという感触はお持ちでしょうか?それがあった方が次へのステップにもよいと思います。
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10年後の笑顔。
えむえむさんこんにちは。
私も20代のころは、
不満も多く、転職もし(体調の都合でしたが)、
えむえむさんの状況はわかる気もします。
(若いころはみんなそう。不平なんてどんな高給もらっても言える。)
友人といつも愚痴を言いながら飲んでいましたが、
あるとき、その友人が、
沢山の資格を取って、
着実に前に進んでいたのを知って、
愕然としました。
どんなに過酷な状況でも、
長い目での目標を持っているかいないかで、
確実に未来は変わってきます。
それに、愚痴を言ってた職場には今では感謝!です。
無駄なことは一つもありませんでした。
コメントを書いてくださってる専門家の方たちは、
独立という、もっとも過酷な選択をした人達なので、
覚悟もあるし、厳しい面もあると思いますが、
「大変だけど好きで好きでしょうがないから、
お施主さんの笑顔が直接見られる、
今の環境に喜びを感じている。」人達でもあります。
えむえむさんも、「条件」ではなく、
何に「喜び」を感じていて、
10年後の自分のために何をしてあげたらいいか、
一度ゆっくり考えてみたらどうでしょう。
転職してもしなくても、10年後のあなたが、笑顔でありますように。
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建築はお好きですか?(^^)
えむえむさん はじめまして。
他の先生方より回答が遅くなり恐縮です。私はゼネコン・ハウスメーカーを経て今の仕事を始めました。正直、建築業界は他業界より労働条件ほか、かなり遅れている業界だと思います。。
オールアバウトに登場されている先生方に共通して言える事・・・「建築が好きである」ことに尽きると思います。平日8:30〜23:00の勤務時間どころか、プロジェクトに携わる先生方は夜中にプランを立て昼間打ち合わせという方も多くいらっしゃいます。
現在私は設計業のほか、建築士受験専門学校講師をやらせていただいております。生徒さんたちは今月22日の一級建築士学科試験に向け仕事後連夜12時まで学校で勉強されてます。
「行政」「第三者確認機関」「ゼネコン」「ハウスメーカー」「工務店の二代目」「大手設計事務所」などなど色んな職種・年齢の方がおられます。資格取得を期に転職される生徒さんも沢山おられますが、みんな人生「前向き」な転職をお考えのようですので、えむえむさんも30まで今の仕事を頑張ってから次を目指されてはいかがでしょうか(^^)
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
人生にリハーサルはない
えむえむさん、初めまして。建築プロデューサーの佐藤です。
もうすでに転職されたのかも知れません。
あるいは、まだ答えが出ていないのかも知れません。
どちらにせよ、自分自身に嘘をつかないと決めたことだけは素晴らしいですね。
これからお伝えすることは、あくまでも佐藤の価値観であり、えむえむさんの価値観を変えようとするのではありません。むしろ、えむえむさんの価値観を大切にして頂きたいと思うからこそお伝えたいと思いました。
えむえむさんは、今回、素晴らしいことに気づかれ、そして、自分を取り戻そうとされています。
実際のところ、佐藤もえむえむさんの未来の答えは分かりません。
もしかすると失敗するかもしれなし、もちろん、成功するかも知れません。
ただし、ひとつだけ言えることは「人生にリハーサルはない」と言う事です。
いい加減なと思われるかも知りませんが、もし、本当に人生にリハーサルがないのであれば、佐藤の意見として「えむえむさんが好きなようにやることが1番良い結果をもたらす」ことだけは言えます。
自分自身の嘘に気づいた時に、周りはそれに気づかないように説得します。「今のままが1番」だと・・・
一度きりの人生であれば、そして、人生にリハーサルがないのであれば「自分自身に嘘をつかない」ことが大切です。
えむえむさんの好きなようにやれることを、そして、人生がより輝く事を陰ながら応援しています。
がんばってください。
建築プロデューサー 佐藤昌史
回答専門家
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宮原 謙治
工務店
-
石の上にも三年と言うけど。。。。
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。私にもえむえむさんと、同年代の子どもがあります。
今日は親父の立場から話してみますね。
『石の上にも三年』という諺があります。冷たい石の上でも三年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえだそうです。 今のまま、我慢し辛抱できますか?
私は、宮崎県の工業高校を出て、大阪の電気会社に就職しました。入社当時は夢も希望もありましたが、三年で退職して、家づくりの業界に転職しました。
三年という年月は、今やっている仕事への挫折と将来のことを考えると、魅力を感じなくなっていました。
両親は大反対でしたが、思い切りました。会社創業という目標を持てましたので頑張れました。
■いやなことがあったら、『お前が悪い!』と相手を指で指して御覧なさい。そして、指した指をじっと見ることです。 五本の指の内、相手を指している指は何本ですか?自分の方を指している指は何本ですか? 差し引きは、何本ですか? たぶん、自分の方を指している指の方が多いはずです。 世の中、思い通りに行かない理由の多くは、自分の方に原因があると思い、頑張れないですか?
■毎日、嬉しいことを沢山上げてみてください。どんな些細のことでもいいです。多く上げれれば上げるほど生きていることの喜びが湧いてきますよ。感動も感謝もでて来ますよ。愚痴も少なくなりますよ。。。
補足
■昔から、『人生で運命が変わることが三回ある!』と終われてきました。
ひとつは、結婚です。どんな相手を選ぶかです。
ひとつは、家を求める時です。住まいという環境によって影響力や感化力によるからですね。だから良い運命になる住まいの仕組みを持った住宅が必要ですね。
もうひとつは、仕事を求める時です。
自分のやりたい事と出来ることは違いますね。自分の人生のライフサイクルを是非作って見て下さい。何歳でどのようになりたいかを表にしてみて、その目標を明確にすることです。将来への夢や希望を形にして挑戦してみてください。 頑張りや・・・・・。
(現在のポイント:-pt)
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