対象:人事労務・組織
本田 和盛
経営コンサルタント
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辞めてもらったらどうですか
凄腕社労士 本田和盛です。
能力が低いが高給というのは、他の社員のモチベーションも下げるので良いことではありません。仕事中にネットショッピングするなどは職務忠実義務違反ですので、本来なら訓告などの懲戒処分の対象です。
相談者がなぜ、そこまで弱気なのかは分かりませんが、はっきり戦力外であるので辞めて欲しいと伝えた方がいいです。それ以前に本人は自分がダメ社員であることを自覚していないのではないでしょうか?
常日頃からきちっと仕事してくれと、上司が管理しないと野放し状態になります。
育児休業復帰後の配置転換や減給は合理性がないと認められにくですし、トラブルに発展します。へたな先送りはリスクを高めます。
ダメ社員がのんびり仕事をできる雰囲気を作ってはいけません。自分は周りに迷惑をかけている、戦力になっていないことを日頃から分からせるようにしてあげて下さい。それが会社のためでもあり、本人自身のためでもあるのです。
出産・育児を理由として辞めさせることはできませんが、辞めて欲しいと伝えて、合意解約で辞めていただくことは可能です。解雇ではないので、解雇権濫用法理にもひっかかりません。ただし退職強要となると違法性が出てきますので、気をつけて下さい。
本人にプレッシャーを与え続け、「こんな会社辞めよかな」と自ら思わせることがポイントです。
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この回答の相談
中小企業で労務を担当しています。会社の経営状態が厳しい中、ある女性正社員(事務職)の処遇について相談です。
彼女は既婚、二人目を妊娠中、来年1月から産休育休に入り4月か… [続きを読む]
ASUMOMOさん (東京都/39歳/女性)
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