対象:住宅設計・構造
土地形状と採光の関係
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はじめまして。伊藤朱子アトリエの伊藤です。
私は南側道路の土地を買わなくても日当たりを確保することは十分に可能だと考えます。
仮に南側が道路で採光をそちらからとると考えて、開(窓)を多く設けるとします。
道路は人通りがあるため、人目が気になって日中でもレースのカーテンなど(人目を遮るもの)を閉めて生活する可能性があります。
こうすると、せっかくの日差しも十分にお部屋の中に入れることができません。
日差しというのは、冬至においては南が一番よく入りますが、春、夏は東と西からの日差しの方が多いのです。つまり、南にこだわらずに東側もバランス良く考えることがとよいと思います。(西日は夏には厳しいので注意が必要です)
建物の内部空間に均等に光を取り入れたいのであれば、中庭を作ったりトップライトを設けたりと、様々な手段があります。レースのカーテンを閉めず、人目を気にせずリビングに光を採り入れることも可能です。
また、土地の間口のお話ですが、極端に細く長い土地(例えば間口が3メートル以下であるとか)は設計条件としては厳しくなりますが、細く長い土地には長い分のメリットもあると考えます。視線が長く遠くまで抜ける空間が作れれば、それだけ広く感じることができたり、中庭を作るには良い条件です。
ご心配ならば、土地を探している段階から建築家に相談し、簡単なプランを作ってもらいながらその土地へのイメージをふくらましていくことも考えられます。
土地の形も大切ですが、プラン、アイディアによって良い空間、良い家は作ることは可能です。ですから土地の形よりも、周辺の環境は変えられないので、そこを重視して探されてはいかがでしょうか。
土地探しの段階でのプランを作成、お問い合わせも受け付けております。
いつでもお気軽にご相談下さい。
評価・お礼
ブロッサム さん
夫婦揃って寒がりなため、つい冬のことばかり心配してしまうのですが、夏場の暑さも考えないとですよね。
いろいろなことに目配りをしてもらって、快適な家になるのだなと思いました。
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この回答の相談
横浜近郊の駅から徒歩10分くらいで建築家に依頼して一戸建てを建てたいと思っています。
希望は、建物の床面積120平米程度、駐車スペース1台分と多少の庭がある明るくくつろげる家です。木造3… [続きを読む]
ブロッサムさん (神奈川県/39歳/女性)
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