条件交渉について

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

不動産取引における各種条件は、契約前にお互いに合意をした上で
契約書に明記して、取引を行います。

今回、こちらからの希望があれば、契約前に必ず意向を伝えて、
売主と交渉した上で、その結果を契約書に反映してもらうのが
良いと思います。

売主、買主の状況、契約までの流れ等々によって、
それぞれの力関係が決まるので、一般的な話として
ご参照ください。

まず、築12年程度の中古マンションであれば、
建物に関する瑕疵担保責任を
2〜3ヶ月程度つけるのが一般的だと思います。

また、設備等に関しては、大手仲介会社が使用する
FRK書式において、引渡しから7日以内に発見された
設備の不具合に関しては、売主が修理を行う
ことになっているケースが多いと思います。

したがって、今回の「harchan」さんのご希望は
非常識な範囲ではないと思いますので、
通常の流れであれば、売主へ交渉しても良いと思います。

ただし、今回、80万円の値引き交渉が入っています。
売主にしてみれば、80万円も引いてあげたのだから、
瑕疵担保責任と設備に不具合に関しては、その80万円で
無しにしてもらって良いのではないかと
考えているかも知れません。

また、交渉のタイミングについては、今回に関しては、
ローン審査の進捗に関係なく交渉を進めて良いと思います。

不動産取引の交渉は、当事者でなければわからないことが
多く、第三者では判断できないことが多々あります。
余計な条件をつけたがために、売主が気分を害して、
契約にならないこともあります。
逆に、売れ難かった物件に買い手が付いた場合には、
売主もなんと契約にしたいので、買主側の条件を
かなりの条件を飲んでくれたりするケースもあります。

まずは、間に入った仲介業者にこちらの意向を伝えて
どのような対応が良いのか検討してみてください。

少しでもお役に立てれば幸いです。