労働基準監督署と簡易裁判所に相談

　ご質問者の方は、会社にアルバイトスタッフとして勤務された後に契約関係が外注に切り替わり、外注スタッフとして勤務されていたとのことですが、ご質問の内容からだけでは、会社との契約関係がわからず、また、どれくらいの期間にわたり取引関係があったかなどのご事情もわからないため、ご質問にお答えすることは難しいものと思われます。
　ただ、6ヶ月以上の期間に渡り、他の社員の方と同様の条件で勤務されていたのであれば、労働基準監督署にご相談されてみることがよいかと思われます。労働基準監督署が動いてくれれば、復職の可能性はあると思います。
　なお、その際、成果物の取扱や権利に関して会社とやり取りしたメールが残っているようでしたら、そのメールをプリントアウトして持参されることがよいと思われます。契約書はなくても、会社との間でやり取りしたメールや電話メモなどがあれば、当事者間の契約関係を判断するうえで、参考になるものと思われます。
　また、復職できなかった場合、暴力まで受けたということで、慰謝料を含めた損害賠償請求をすることを考えていらっしゃるのであれば、こちらについては簡易裁判所の相談センターにご相談されることがよいと思われます。調停などの対応方法について相談にのってくれます。
　なお、この場合も、相談センターに行かれる際には、損害賠償請求の原因となる事実関係について簡単にまとめたメモや、当事者間でやり取りしたメールの写し、電話メモなど、事実関係がわかる資料をできるだけ揃えて持参されることをお勧めいたします。

　　フランテック法律事務所　弁護士　金井高志[[http://www.frantech.jp/]]