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対象:住宅設計・構造

耐久年数やその他の選択肢について

2009/09/22 10:03
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5.0
)

軽量鉄骨の寿命は、鉄骨自体の厚みが薄いことやさび等が発生した場合は、厚みが確保出来なくなる可能性で、短くて20年、もっても40年くらいが1つの目安になるでしょう。

軽量鉄骨で望まれている60年というのは、業界的にも実績がほとんどないのが現状です。

世界的に見て、60年という耐久性を誇るものを見ていくと、木造がメインになっています。
欧米では、木造住宅が80年、100年という耐久性を誇っていますが、一番大切なのは、構造躯体が駄目にならないようにすることですね。

日本の場合は、湿気に伴う木部の腐れでしょう。
その為に、調湿作用のある断熱材を活用したり、湿気を調整する内装材等を活用する等がポイントになってきます。HMで、断熱材や内装材にそういった配慮してもらえるかは確認されたほうが良いでしょう。

別の選択肢としては、設計事務所などに家を依頼して、耐久性を本当に考えた仕様のもので設計してもらうというのもあるでしょう。HMの総工事費に対する経費率の高さ(4〜5割)から言っても、設計事務所が入って、家造りをする方がトータル経費は同等かまたは低く済みやすいので、検討の余地もあると思いますよ。

八納啓造

評価・お礼

新築2世帯 さん

早速のご回答ありがとうございました。

軽量鉄骨の気をつけなければいけない点など
とても参考になりました。

木造で建てる場合は、湿気対策なども十分注意して
検討していきたいと思います。

回答専門家

八納 啓造
八納 啓造
( 建築家 )
株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
082-207-0888
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。

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この回答の相談

60年以上住むには?

住宅・不動産 住宅設計・構造 2009/09/22 01:29

敷地面積23坪(建蔽率60%、容積率200%)の実家を
3階2世帯住宅(1階親(母のみ)世帯、2階寝室、3階LDK)
としてハウスメーカーで立て替えようと考えております。

現在、32歳(娘1人)で一生住める家を作り… [続きを読む]

新築2世帯さん (東京都/32歳/男性)

このQ&Aの回答

住宅メーカー比較 寺岡 孝(建築プロデューサー) 2009/09/22 03:14
丈夫な建物でだけでは60年は長持ちしません! 宮原 謙治(工務店) 2009/09/22 13:05

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