対象:住宅設計・構造
安藤 美樹
建築家
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防火地域で、間口が狭い場合の計画について
yukiさん、こんにちわ。
安藤建築事務所の安藤です。
・土地形状について
間口5.7m 敷地線から離れ寸法50cmx2、壁の厚さ(仕上げも入れて)25cmx2∴5.7-1.0-0.5=4.2m が建物の有効寸法としてとれます。
計画が十分可能な寸法と考えます。日ごろ、このくらいもしくは更に狭い家も経験していますが、問題ないです。
ただ、広く感じられるように、内装の色や、採光が入る工夫をするのはお勧めします。
・構造選択
防火地域という事と土地形状から鉄骨造か鉄筋コンクリート造が妥当ですね。
その際、間口が狭いので、柱がでっぱらない工法を選択するのも良いと思います。
鉄筋コンクリート造であれば、平べったい柱を使用した壁式ラーメン構造、
鉄骨造であれば、長手方向がブレースの入るブレース構造、がお勧めです。
・ガラスは耐火ガラスを検討されてはいかがでしょう。
・費用は、杭や地盤改良費が必要かどうか、水道の引き込みが必要かどうか、設計料など、建設費以外も考慮されて計画する事が大切ですね。
2棟よりも1棟で、建てる方が、コストは抑えられると考えます。
建てる場所の条件でも、建設費は違うので、構造別、2棟か1棟かなどのケーススタディをすることが良いと考えます。
良い方向に計画が進む事をお祈りしております。
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この度土地の購入を予定しており、またそこに店舗兼住宅を建てようと考えています。
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yukiさんさん (静岡県/30歳/女性)
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