非居住者の会社設立

nnyyさん

はじめまして、公認会計士/税理士/行政書士の阿部慎史と申します。

ご質問についてですが、まず結論として、設立は可能です。

アメリカにお住まいということで、発起人、設立時代表取締役(最初の代表取締役のこと)、両方ともnnyyさんが就任なさいますか?また、日本に住民票はありますか?

日本に住民票があって印鑑証明書が取得できれば、定款認証の手続きは比較的簡単ですね。ただし定款認証をご自身でやる場合には、公証役場にご自身が直接出向く必要があります。(定款認証は郵送ではできないのです。行政書士等に定款認証の代理を依頼することが可能です。)一方で設立登記申請は、郵送でも可能です。

また、資本金の払い込み金融機関にも制限があって、日本で金融庁の設置認可を受けている銀行の口座でなければいけません。

という感じで、アメリカにお住まいでも、日本に住民票を残してあって、銀行口座も残っていれば、比較的簡単に会社を設立できると思います。


反対に、住民票が残っていない場合には、
1.代表取締役となるためには、日本に住所がないといけないので、ご自身一人で役員をやる(いわゆる1人会社)ことができません。どなたか日本にお住まいの方に代表取締役になっていただく必要があります。
2.印鑑証明書の代わりに、アメリカのサイン証明書が必要となります。

長くなってしまいましたが、ご参考になさってください。