対象:ペットの医療・健康
RE:犬の緑内障と眼圧について
緑内障は眼房水の正常な流出が阻害されると発症する疾患です。
眼圧の数値の変動は眼房水の流入と流出のバランスの変調によるものです。
症状は病期によって異なりますが、急性うっ血を伴う急性緑内障発作では眼房水の流出が殆どあるいは全くないため眼圧の急上昇を起こすことがあります。この時の症状として流涙や充血、重度疼痛などが現れます。既に眼球が拡張し、痛みの症状が無いようであれば末期緑内障になっていると思われますが、この時期の実際の眼圧変動もかなり多様性があります。
病期と視覚の有無にもよりますが疼痛のコントロールが内科的治療の目標ですので、これが維持できていない場合は外科的治療という選択肢もあります。
点眼薬については、チモロールは交感神経に作用、キサラタンはプロスタグランジン関連薬、トルソプトは炭酸脱水素酵素阻害薬とそれぞれ作用機序が異なるので併用することもあります。
今後の治療については担当医とよくご相談されると良いでしょう。
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12歳のミニチュアダックスフンドですが、緑内障だと診断され眼圧も高いのですが、日によって眼圧が30だったり70だったりと変動します。今は眼薬の「チモロール」「キサラタン」「トリソプト」の3種類を使っ… [続きを読む]
ラビンさん (北海道/45歳/女性)
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