対象:投資相談
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売却、乗り換えは冷静に。
はじめましてFPの岩川です。
投資信託は、資産が形成されるまで数回は大きな下落相場に遭遇します。
下落相場に遭遇すると「失敗」と思われがちですが、
むしろ、資産形成のための必須条件であり、
予定通りと考えて良いでしょう。
長期投資家にとって、下落時の継続保有、追加投資は、
むしろ資産形成には欠かせない必須場面です。
下落相場による資産の目減りを目の当たりにするとやはり、
長期投資と言えども挫折してしまう人の気持ちもわかります。
個人投資家だけでなく、長期投資のアドバイザーまでもが、
不安になり、計画にない思いつきで「手控、売却」なんてこと
もありますが、ここは市場に左右されない計画を作成、全うするのみです。
市場は
20%上昇する年
15%下落する年
15%上昇する年
・・・・・と、その年により全く異なります。
ちなみに、長期投資で目的とする、期待リターンは、
上記のような過去の「上昇率」、「下落率」を平均化した数値です。
繰り返します、「上昇率」と「下落率」の平均値です。
もしも、「下落」をすべて避けられたら、平均リターンは15%、
20%という高リターンになります。
(市場平均を狙うパッシブ運用においては、ほぼ不可能な平均値です。)
つまり、長期投資において、期待リターンを得るには、
必ず、下落相場に遭遇し、下落の数字を加味してはじめて、
期待リターンになることです。
明確な目的をもっているのであれば、下落=売却、乗り換えが有効とは
限りません。
また、運用の明確な目的がなければ、一度この機会に考えてみるのも
いいでしょう。
売り時、買い時は、あいまい市場の価格を見て決定するものでなく、
事前にご自身で決定しておくものなのです。
市場を見ての判断は、たとえプロでも、当たるかもしれませんが、
外れるかもしれません。
補足
冒頭は、私のブログから抜粋しました。
お時間のあるときにご覧ください。
●売りたい時の気づき
http://toushinmkt.seesaa.net/category/6114140-1.html
不明なことがあれば気軽にご質問下さい
回答専門家
- 岩川 昌樹
- ( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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現在、投資信託を保有しています。
現在、サブプライムの影響で評価額がかなり下がっています。
自分としては、長期保有の運用を考えています。(現在投資額130万円くらいが82万円の評価になっています… [続きを読む]
ちゃんぴさん (埼玉県/34歳/女性)
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