配偶者に直系・傍系の区別はありません

mck3150さん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。

さて、ご質問の件ですが、亡くなった同僚の義父とご質問の実母の関係がよく分からないので正確なことがお答えできませんが、民法の親族の範囲のご説明をすればご参考になると思いますので、ここで概念を簡単にご説明します。

まず、民法は「親族」の範囲を次のように定めています。

1.6親等内の「血族」
2.配偶者
3.3親等内の「姻族」

「血族」とは、血縁の繋がっている者または養子縁組した者をいいます。
この「血族」の中に「直系」と「傍系」の区別があります。
「直系」は、一方が他方の子孫にあたる関係をいい、「傍系」は、共通の始祖から分かれた枝の関係をいいます。
ちなみに、「血族」には、「尊属」と「卑属」という区別もあり、「尊属」は自己の父母、祖父母及びその同世代の傍系血族をいい、「卑属」は子や孫及びその同世代の傍系血族をいいます。

配偶者は、特殊な地位で血族でもなく姻族でもなく親等もありません。

「姻族」は配偶者の一方と他方配偶者の血族との関係をいいます。

以上のご説明からmck3150さんの知りたい実母の配偶者と同僚の義父の関係がわかるのではないでしょうか。
少しでもmck3150さんのご参考になれば幸いです。

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