対象:リフォーム・増改築
森岡 篤
建築家
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判断の第一は、住み続けたいかどうか
のーたんママ1さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
築21年、悩ましいところですね。
1981年に大きな耐震規準の改正が行われました。
築21年ということは、改正以降なので、一つの条件はクリアしています。
しかしながら、特に木造住宅の耐震性は、制度上固体差がとても大きく、一般論で言うことは難しいです。
日本の住宅の平均寿命は、25年〜30年(統計データ)で、あたかもこれが木造住宅の寿命かのように言われていますが、全く違います。
建て替えの理由は、ほとんどがライフスタイルに合わなくなる等、耐久性とは関係ない理由だからです。
少なくとも、30年程度で「もう耐久限度で、倒壊してしまう」などあり得ません。
逆に、長く住むためには、必ずメンテナンスが必要です。
家の寿命に関しては、私のコラム:家の寿命を化科学するを参照下さい。
木材自体は、数百年の耐久性があるのですが、シロアリか腐食により、朽ちてしまいます。
リフォームするためには、
・耐震診断し、耐震性を確認
・シロアリ、腐食の調査
が必要ですが、問題あっても改善可能です。
リフォームするか、建て替えるかの、一番の判断基準は、その家が気に入っていて、今後も住み続けたいと思うかどうかです。
耐久性問題なくても、不満多く、大幅に改造するなら建て替えが良いかもしれません。
今の家が好きで、住み続けたいならば、耐震性、耐久性の問題がクリアできれば、しっかりとリフォームすることを強くお勧めします。
参考にしていただけたら幸です。
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