対象:一般歯科・歯の治療
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吉岡 武史
歯科医師
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その歯が悪くなった原因は?
こんにちは歯科医師の吉岡武史です。
かみ合わせ治療を専門にしています。
お悩みのようですね。
抜歯やインプラントに不安があるようなので
追加のアドバイスです。 参考になれば幸いです。
*■1 その歯が悪くなった原因は?
その歯の治療は何回目でしょうか?
複数回されているのではないかと推察します。
ホームケアをしっかりと行っており、
さらに定期健診も行っていても繰り返し
再発される方に共通するのは、''負担過重''です。
''自分では気づかないかみ合わせの不調''
があるかもしれません。
歯ぎしりや食い縛り、自覚していない咬み癖、
悪習慣、不良な姿勢、間違った身体の使い方
不適合な歯科修復物。
様々な原因でかみ合わせが悪くなり、
一部の歯に咬合力が集中してしまいます。
その結果被せ物や詰め物に、隙間や破折を生じ
虫歯や歯周病が進行することがあります。
*■2 お奨めの選択肢の順番
**1 義歯
抜歯 奥歯(+親知らず)
咬みにくいが侵襲が一番少ない
**2 インプラント
抜歯 奥歯+親知らず
一番良いが手術が必要
**3 延長ブリッジ
抜歯 奥歯(+親知らず)
他の歯に負担(将来に不安)
**4 矯正または移植
抜歯 奥歯のみ
親知らずを利用できる場合のみ
インプラント以上に実施出来る歯科が限られる。
**5 放置
結果的に現在の選択
補足
*■3 不安解消のために 義歯の選択とその理由
他の先生とは若干異なりますが
その歯の悪くなった原因が不明です。
現時点では判断材料も少なく、確定的なことはいえません。
ご自身も迷っているのであれば、まず義歯を選択しては如何でしょうか?
そのまま問題が未解決でブリッジやインプラントを
行っても長期に安定した状態になるとは考えにくいのです。
現状は選択しないことで結果、放置(選択5)され
他の歯の負担が増えている状態です。
海外での手術などに不安があるのだと思います。
アフターケアも不安でしょう。
一番侵襲が少ない義歯にして咬合の安定を図り、
全体のバランスを確保しましょう。
他の歯の負担を軽減するだけの目的に限るのであれば
ナイトガードなども選択肢に入ります。
*■5 まとめ 義歯の後
奥歯とそれに起因するトラブルを防ぐために
行動をしなければいけません。
義歯またはナイトガードを作成、使用することで
最小限の侵襲で、時間が稼げます。
かみ合わせの問題があるはずです。
その上で親知らずや義歯のことなど
様々な選択肢を判断しましょう。
インプラントは安定したかみ合わせが
出来てからが、一番良いと思います。
しっかりと自分の状態を見極め、長期的な計画を立てましょう。
慌てても良いことはありません。
十分に相談して納得できてから治療を始めましょう。
吉岡
身体バランスをみるかみ合わせ治療 よしおか歯科
(現在のポイント:-pt)
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