対象:住宅設計・構造
お施主様と設計者と工事業者は三位一体
ボッテガベルタ太田と申します。はじめまして。
まず、今回のご質問に簡単にお答えします。
RC壁式、重量鉄骨造で検討されているとのことですが、大きく言えば意匠性と空間構成のバランスが決定要素かと思います。造形的、表情などの意匠性は確かにRCが高いし、比較的大空間構成の容易さは重量鉄骨に一日の長があります。
概ねtoshi-tekさんのお聞きになっている情報で間違いはありません。またどちらが丈夫かはそれぞれの構造設計によります。無理な設計をすればどんなものでも壊れます。しかし、ここまでの話は工法のみの単純決定要素の一遍に過ぎません。
もしろtoshi-tekさんのご心配の不具合を出さないにはどうしたらいいかということを踏まえて考えたほうがいいと思います。
建物はお施主様と設計者、工事業者との三位一体で出来上がるものです。
例えば、意匠性の高いレベルの設計を完成させたとしても、選択した業者がそのレベルでなければ絵に描いた餅状態になります。
素晴らしい腕の業者であっても、設計が拙ければ追加や図面修正での出戻りで工期が遅れたり、さらにひどいものになります。
まずお施主様もいい家をともに作ると言うご協力をいただくこと、設計者は常にお施主様との打ち合わせ、設計作業、現場監理を円滑に進めること、工事業者はただ与えられた設計図面をそのまま機械的に進めるのではなく常に考えて設計者にフィードバックをしながらコミュニケーションを図って円滑に進める。
この当たり前の信頼できる設計者、工事業者との三位一体が作れると言う確信を持ってスタートできることを第一条件です。ひびや漏水などはその時点で発生したものではなく、そのスタートで決まっているとも言えます。
ですから、工法選択と業者選択、設計者選択はすべて一体とお考えください。
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この回答の相談
医院と住居併用の3階建ての建物を考えております。
重量鉄骨造りと鉄筋コンクリート造りのどちらかで考えております。延べ床面積は110から130坪です。
それぞれの利点欠点を教えて頂きたく… [続きを読む]
toshi-tekさん (静岡県/40歳/男性)
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