対象:住宅設計・構造
壁倍率
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釘(ビス)の間隔の違いかと思います。告示1540号枠組壁工法の場合は面材の外周部100mm以内、内部200mm以内となり、告示1100号軸組工法の場合は内外とも150mm以内となっているので、認定品の面材も告示に習った釘の間隔で算出していると思います。
耐力壁剛性は釘(ビス)の配列、間隔によって決まります。(外周部の釘間隔のみで算出しています。)
軸組工法の場合、許容応力度計算詳細法によれば、面材と釘の種類、間隔、配列により告示仕様と異なる耐力壁を自由に設計することができます。
枠組壁工法の場合も許容応力度計算によれば、釘の間隔から耐力壁剛性を算出することができ、壁倍率5倍超えた設計も可能です。しかし、2007告示改正により、告示仕様と異なる耐力壁を使用する建物は、耐力壁剛性は全て釘打ち間隔から算定し、剛性の算出方法を混用してはならなくなりました。
評価・お礼
とやおた さん
ビスの間隔は同じでも、枠組と軸組では壁倍率が異なる面材は沢山あります。
それらの違いは、釘の種類で、枠組はCN釘限定なのに対して、軸組はN釘、または、CN釘となっている場合が殆どです。多分、釘保持力が影響しているのだと思います。
回答専門家
- 佐野 靖
- ( 建築家 )
- アトリエ・イグレック1級建築士事務所 所長
住む人の夢を実現し、安心を提供する。それが設計士の仕事です
『何ができるか?』ではなく『何をしたいか?』をまず伝えて下さい。クライアントの夢を様々な条件を加味し具現化することが設計士の仕事と考えています。家はそこに住まう人々と共に変化していくものです。空間としての家作りをご提案いたします。
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この回答の相談
耐力面材を使って耐力壁を作るときに、枠組構造ではCN釘を使うことが前提ですが高い壁倍率が規定されてます。
一方、軸組構造ではN釘でも構わない代わりに、枠組よりも低めの壁倍率が設定されている場合が多… [続きを読む]
とやおたさん (茨城県/38歳/男性)
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