虫歯予防で健やかな成長を

こんにちは，東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です．

質問にお答えする前に，確認させて頂きたいのですが「前歯がきちんと咬み合ってません」とはどの様な状態でしょうか？
具体的には，上の歯に対して下の歯が前に出てしまっている（反対咬合）のか，左右にズレてしまっている（偏位咬合）のか，上下の前歯の重なりがない（開咬：かいこう）の状態なのでしょうか？

お子様の噛み合せの状態によって回答が異なりますので，詳細な回答は追加の記述を待ってからとさせて頂きます．

子供の矯正治療に関する私の考えをお話します．

歯並びが悪くなる原因は，かかりつけの先生がおっしゃるように顎の大きさと歯の大きさの不調和が原因の１つです．また，上下の顎骨の位置関係が異常を起こしている場合にも歯並びや噛み合せに異常をきたします．

しかし，3歳ではまだ乳歯が生え揃ったばかりで今後も顎骨の大きな成長があり，6〜12歳くらいまでに永久歯への交換が起き噛み合せの状態は大きく変化します．

矯正治療の最終的な目標は，永久歯がきれいに生え揃う事ですが，乳歯をいくらきれいに並べたからと言って永久歯がきれいに並ぶ訳ではありません．あまり早い時期からの矯正治療は効果が無いばかりか悪影響を及ぼす事さえあります．

そこで，現在の段階ではかかりつけの歯医者さんに虫歯の予防や噛み合せを悪くしないような生活習慣を指導して頂き，永久歯に生え変わる6〜9歳頃に矯正歯科や矯正歯科専門医を受診し見解を聞いた方が良いのではないかと思います．

当院ホームページの質問コーナーにおいて「子供　矯正」と検索すると100件近くの質問と回答がヒットします．参考になさってみて下さい．