対象:住宅設計・構造
近隣への配慮と福祉住宅
最近いろいろなサイトのQ&Aでよくご質問を受けるのは、「近隣が住宅を建てるときの配慮が欠如しているがどうすればよいか」という内容です。
もちろんデザインや配置は建て主の自由ですが、以下の配置は多少なり考慮すべきだと思います。
''1.窓の位置''
隣家の窓の位置とバッティングするといつもカーテンを閉めっ放しになってしまいます。。
''2.トイレやキッチンの排気フードの位置''
お隣のキッチンの排気が我が家の洗濯物やリビングの窓に直接当たったら気分が悪くなります。。
''3.植栽の位置とカーポート屋根の勾配の向き''
雪が降る地域でカーポート屋根に乗った雪が雪解けで隣家に落ちたり、植栽の枯れ葉が落ちることで、近隣関係が悪くなるケースがありました。。
建物の高さや敷地境界からの離れは、基準法通りに設計していれば問題はありません。
また、二世帯住宅ということなので出来れば在宅時間の長いお年寄りの方は上階で日常を過ごせるとよいのですが、ホームエレベーターの設置などクリアすべき課題も出てきます。
光の井戸(中庭)を設けたりして、外周部より内部に窓を増やすデザインなどいろいろ考えられますのでこれからが楽しみですね(^^)
ご参考まで
介護福祉建築家 斉藤のブログ
やすらぎ介護福祉設計
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
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