対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資と貯蓄のバランスについて
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はしもつ 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
資産はその資産クラスの特長によって、流動性(普通預金等)、確実性(日本債券等)、収益性(株式、外貨建て商品等)の3つに分けてバランスをお考えになる場合と、
資産クラスのリスクの大きさによってバランスをお考えになる方法があります(似通っては居ますが)
私は、お手元に留める資金として、
生活費×6ヶ月+今後1年間に支出が定まっている費用=生活準備資金として普通預金と6ヶ月満期又は3ヶ月満期定期預金として管理し、
その他の資金を1年満期の定期預金、日本債券、日本株式、外国債券(外貨MMFも入ります)、外国株式という5資産クラスに分散され、リスクに応じた資産配分をお勧めしています。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、1.定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、2.日本債券(国債)、3.日本株式、4.外国債券、5.外国株式、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分しますと、期待リターンは3.5%でリスクは8.0%になり、年間の運用結果の68%が-4.5%〜+11.5%の範囲に入り、運用結果の95%まで拡大すると、-12.5%〜+19.5%の範囲に入ります。リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
また急な資金が必要になった際には、定期預金、日本債券の順に取り崩すか、資産配分の割合をを変えずに、各資産クラスから換金します。その為には各資産ともに流動性の高い商品(売却が何時でも可能)で保有することをお勧めします。
補足
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
貯蓄と投資のバランスという観点からは、定期預金が貯蓄の分類で、日本債券以降が投資となります。なお、投資信託は対象とする資産クラスにより上記4資産の何れかに区分されます。(不動産投信は別として)
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、お決めになった資産配分方針に基づき、保有資産でのETFの購入と、毎月積み立てはインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
なお、保険は費用として管理されている由、保険の貯蓄機能は効率性が低いため賛成です。必要な保障額を掛け捨てでお求めください。
そして車検等確実に支出の決まっているものは、生活準備金の範囲になります。3ヵ月毎のローリングをお勧めします。
評価・お礼
はしもつ さん
大変詳しい解説ありがとうございました。
今のところ生活準備金が不足してるようです~~;
積み立て等を利用して計画的に貯めていこうと思います。
ありがとうございました。
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この回答の相談
投資と貯蓄のバランスについてご教授願います。
投資(投信・外貨MMF)&貯蓄(普通預金・定期・積立)&費用(車検・保険等)の三分野に分けて資産を管理しているのですが、現在の株安・円高を考え積極的に… [続きを読む]
はしもつさん (福岡県/23歳/男性)
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