対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
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それは住宅の本質を知らない人の話です。
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
家づくりに携わって、38年になります。若き日の昭和58年〜59年(1983年〜1984年)にかけて、ローコスト住宅のノウハウを研究し、それを全国の工務店・材木屋・設計事務所などに100万円で売りました。179,000円/坪(原価13万円/坪)の企画住宅でした。当時は、安くて良い住宅を建てる事が家づくりする者としての使命感であるという志をもって各地を奔走しました。安過ぎると公正取引委員会に呼び出しを受けたこともありました。しかし、自分の心には嘘がつけませんでした。 年間120棟の新築工事をやった年もありましたが、やればやるほど、悩みが深くなって行きました。 客層が良くならないのです。霧島住宅=安い住宅という印象がユーザーだけでなく、社員さん、協力業者の皆さんに伝わっていくのです。ただ仕事をこなしているだけで、自信もプライドも湧かず、将来への夢も希望をもてませんでした。
現代社会は、損するか徳するかの判断で行動する人が多いのが現実です。その価値観が、お金なのです。
家づくりとは、人生最大の投資です。自分と家族の将来を担保にした投資です。この投資の目的は何かをしっかりと理解することが、まず原点です。その上で、投資の目的を果たしてくれる住宅は、何かを判断することが大切です。 きっと、住宅が完成し新しい生活に見る夢は、楽しい生活、健全な生活、幸せな家庭でしょう。。そのような生活が保証された住宅こそ、格安住宅だと思います。
ご質問の、土地を買って注文住宅を建てれば、1000万円の徳という記事は、自分勝手なものであり、素人のユーザーを惑わし、住宅とは何かを知らない人の話です。どうか、 自分の分際を知り、分相応な家づくりをされることをお奨めします。
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