対象:住宅設計・構造
一概には判断できないと思います
こんにちは。後れ馳せながら、私が感じたことを書かせていただきます。
先のお二人の回答と同じように、私も建売住宅が一概に1000万円も損だとは思いません。
確かに販売会社の経費や利益、公告宣伝費などが含んでいますから、その分高いようにも感じますが、そう簡単に比べられません。
土地を購入するにも、個人と企業では差があり同じ金額での取引はできないでしょう。
ハウスメーカーなどが、地主から大きな土地を購入し、宅地開発して住宅を建てて販売する…スケールメリットがあればあるほど、住宅の部材や型が規格品や標準であればあるほど合理的に建設ができ都合良く販売できるので、価格を抑えることができるはずです。
このスケールメリットを販売側の利益にしてしまえば、消費者からみて価格的に損になりますが、多くはここでの利益を抑えて「お買い得」物件として販売しているはずです。
ただ、建売住宅がお勧めといっている訳ではありません。住宅を求めている人は、みな価値観やライフスタイルも違うし資金的なことなどの条件も様々です。その人なりにあった選択ができれば良いのではないでしょうか。
建売住宅ならば、実物を確認して気に入った物件を購入できます。工期などの時間も省けます。
我々のような専門家と住まいを建てる場合は、時間が掛かりますし建て主の手間も掛かります。でもその人に合わせたオーダーメイドの住まいを手に入れることができることでしょう。
建売住宅が得か損かは、単純な比較は難しく、その判断自体が無意味であると思います。
最後に蛇足ですが、建築条件付き土地はお勧めしません。簡単に言えば、不動産取引と住宅建設の請負契約が一緒になっていて、一般の方には非常に分かり難い取引です。フリープランを前面に出した公告が多いですが、我々のような専門家とつくる住まいとは別物です。
アトリエ24 飯沼竹一
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