対象:住宅設計・構造
比較条件の違い
ボッテガベルタ太田と言います。今回のご質問ですが、そもそも全く同じ土地でそこに注文住宅を建てた場合と、同じ仕様、大きさで建売があった場合という仮定でしか比較できない話です。さらに、その注文住宅の単価と建売の建築単価も同じという条件で、そこに経費等がプラスされるという、さらなる仮定の話になります。全く同じ単価で同じものを立てた場合建売には利益も広告費もかかる、当たり前の話です。しかし、現実には、仮に更地の売り地がある場合、全く建築条件がない場合と建築条件がある場合があって、前者の場合、当然建築のほうをとれないリスクを見て不動産業者は土地の価格に上乗せするのが通例で当然土地が高くなる、一方後者の場合、あらかじめ建売ベースの単価でプランを入れてこの建築ならいくらと提示します。当然建売ベースで全体の価格を調整しますし、一般的にまったくそのプランではなく変更や追加をお願いする方が殆どですから追加工事費やその経費を見られれば安くないし、さらに全く注文で作るなら新たに1から見積もることになり、同じ大きさの建売より高くなるの通例です。経験上一般論で言えば、建売より注文住宅が安くなることは建築の観点からすれば殆どないと思います。この論議はそういう意味でナンセンスで、要は建売のメリット・デメリット、注文住宅のメリット・デメリットの比較論であるべきで、これは考え方によって選択肢は変わります。
ご自分で納得して注文住宅を建てられるのもありですし、実際はなかなか自分の思いを正確に伝えながら予算の中で満足する注文住宅を作ることはかなりのエネルギーを要しますから、私なども建売の設計をやりますが、むしろ住む方のライフスタイルを十分検討した注文住宅以上の建売も沢山あります。参考に写真を添付しますのでご覧ください。
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