言葉の定義より犬を見る
「α-シンドローム」という言葉はまだまだ犬の飼育本やネット上にも溢れかえっていますね。一方でこれを否定する意見があれば混乱するのは当然かもしれません。
私自身は飼い主さんとお話する時にあまり専門用語は使いませんが、「犬に主導権を握られないように」という趣旨のアドバイスは多いです。
犬が「α-シンドローム」であるかどうかは問題ではなく、その犬の問題行動の原因がどこにあるのかを探し出すことが大切だと考えます。
ペット後進国と言われる日本で「褒めるしつけ」はだいぶ浸透してきました。しかしながら、未だに体罰によって犬を訓練しているプロは山ほどいます。
犬の行動心理学は今も多くの学者に研究されていますし、これからも新しい定義が生まれることと思います。
大切なのは、ひとつの情報を鵜呑みにすることなく、さまざまな考えに耳を傾け、しっかりと自分と自分の犬を客観的に見つめ、自分達に合うと信じるトレーニング法に自信を持って取り組むことだと思います。
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この回答の相談
イアン・ダンバー、テリー・ライアンなど日本でも著名な行動学者やトレーナーは、今は「アルファシンドローム」という考え方に否定的な意見のようですが、実際のところはどうなんでしょうか?先生方はどうお考えですか?
わらびもちさん
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