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吉野 充巨

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー

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リバランスのお勧めと参考資料の御紹介

2008/10/19 14:14

やわらか 様

初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。

投資の目的と期待リターン、そしてリスクをお考えの上、リバランスをお勧めします。
時期は乱高下が止まり、落ち着きを取り戻したと思われた際に行動されるようお勧めします。

様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。

他資産の配分がわかりませんが、ご質問のバランスファンドを考えた場合、投資される資産クラスの比率がご自分で決められませんし、信託報酬も高いものですから、リスク・リターンをご検討のうえ、リバランスをお勧めします。

リバランスの対象は国内外の株式と債券が適当ではないかと考えます。

不動産への投資は、資産形成よりも配当を得ることが主となります。不動産投信も利回りが評価の重要なポイントです。

上記4資産に均等に配分した場合には、期待リターンは4.3%で、リスク(標準偏差)は8.7%になります。この場合単年度の運用成績の68%が-4.4%〜13.0%の範囲に入り、95%の確率では-13.1%から+21.7%の範囲に入ることを示しています。今回のような100年に一度といわれる変動の場合は、さらにこれを上回る確率で変動しますが、概ね出現率95%のケースでお考えください。

そして、リスクを少なくするには、国内債券の比率を上げ、リターンを優先される場合は国内外の株式の比率を上げてください。

補足

対象とする商品は、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
4資産夫々を対象とするものを購入することで、配分比率も変えられます。

私のHPに、信託報酬の安いインデックス・ファンドのリストを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html

また、資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html

なお、不動産を対象としていないのは、通常個人資産の60%〜70%を不動産が占めています。従いまして不動産をお持ちの場合、より不動産に因をなすリスクが高まるからです。

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この回答の相談

こんにちは。ご回答のほど、よろしくお願いいたします。
我が家は昨年「利回り財産3分法ファンド」を500万円購入しました。
このところの金融危機で、銀行に問い合わせたところ20… [続きを読む]

やわらかさん (東京都/37歳/女性)

このQ&Aの回答

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