対象:経営コンサルティング
自社の強みと市場動向を整理してみましょう
こんにちは、カシス・コンサルタンツの渡部と申します。
新たな方向に事業の舵を切る際、
''1.自社の強みを特定''
''2.参入可能分野の整理''
''3.1と2の組み合わせにより参入分野(創造分野)を特定''
というステップが考えられます。
特に、自社資源があまり潤沢でない場合、1の「自社強み」を明確にするステップから始めることが重要です。
以下、各々のステップでどのようなことを検討すべきかを例示いたします。
**1.自社の強みを特定
具体的には、
「制作(デザイン制作、システム開発)」
「マーケティング(ブランディング)」
「運用保守」
「顧客開拓・販売」
などの機能別に自社の特徴を挙げていきます。
個々の特徴を、クオリティ、低価格など、いくつかの基準で整理すると分かりやすくなります。
**2.参入可能分野の整理
技術:関連技術の潮流
顧客:顧客類型、類型ごとのニーズ変化、エンドユーザーの変化
競合:競合類型、その変化
などの点をざっくりと整理し、現事業を取り巻く環境の現状と未来を把握します。
こちらは厳密さを追求するとキリが無い工程ですので、おおまかな判断がつけば結構です。
**3.1と2の組み合わせにより参入分野(創造分野)を特定
1を2の各要素にあてはめ、自社が将来的に競争優位を維持できる分野を特定します。
特定の際には、「競合優位性」と「顧客優位性」((自社の強みを顧客が認識・重視するかという点))を区分して判断することが重要です。
こうして特定された分野が既存事業の延長である場合には
>今のWeb制作のなかで得意とする技術・デザインを絞って磨き<
となりますし、新たな分野の場合には、
>事業の軸足をWeb制作からシフト<
ということになるかと思います。
以上、手順にすると無味乾燥ですが、実際には3の検討に際して''「自社の理念や長期ゴール」と一致しているか?''というご相談者の想いを第一に重視すべきかと思います。
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東京都内で、社員5名程度でWeb制作会社を経営しています。
今年で設立6年目になりますが、仕事が少なくなってきており、今後の経営の舵取りに危機感をいだいています。具体的には、新規顧客の獲得が… [続きを読む]
All About ProFileさん
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