対象:経営コンサルティング
田邉 康雄
経営コンサルタント
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不動産投資に踊った大衆
すでに「不動産投資」のQ&Aで回答しました。「親の個人事業の継承の仕方について」を見てください。バブル経済の原因は「大衆の不動産投資」でした。私も踊った大衆の一人でした。
―― 現在米国のバブルが弾けています。サブプライムローンです。値上がりを期待して購入した不動産が値下がりすることによって弾けています。
「デフレは怖い」
と知っていました。母親から話を聞いていたからです。1929年ニューヨーク株式市場の大暴落を契機として昭和4年の大恐慌において、私の母方祖父の義弟小口権之助が経営していた当時の五大製紙会社の一つ「小口製糸」が倒産しました。また母方曾祖父北村明太郎の「北村銀行」も倒産しました。
―― 1998年2月、私がISOを用いて経営サポートしている企業において社内研修をしました。その社内研修の中でいいました。「今デフレが進行している。これから企業が続々と倒産する。この厳しい環境の中でISOを使って生き残ろう」と。参照:拙著全員参加のISOマネジメントシステム(日本規格協会発行)21頁
まだ山一證券の破綻だけが報道されたときでしたが、この社内研修の後で「北海道拓殖銀行」や「日本長期信用銀行」が経営破たんしました。政府が「デフレ」という言葉を使用開始したのは、私の予言から2年後の2000年のことでした。
―― 10年後には猛烈なインフレがくる。
とそのとき家内に漏らしていました。不動産インフレではなく、消費者物価インフレを予言していました。燃料と食料の供給不安にもとづく物価インフレです。
環境は常に変化します。その中で生き残りましょう。私の一族も変化する環境の中で生き残ってきました。幕末から昭和にかけた動乱の中でした。参照:拙著びわ湖疏水にまつわる、ある一族のはなし
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