対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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事業計画の作成と資産運用について
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職人希望様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
私達独立系FPも多くは退職後自営業を始めた者ばかりです。その経験からアドバイス申し上げます。
まず、事業計画(漠然としたプランニング)をお立てください。その事業計画とライフプランを重ね合わせることで、資金計画が出来ます。その資金計画に沿って、現在の貯蓄による投資・運用をお勧めします
事業計画は、3年を目処に、支出額を記載します。特に活動経費(交通費・会費・勉強会費用等)が必要です。そして支出は多めに収入は少なめに計画ください。
そして、目標設定のためにライフ・プラン検討のツールをご紹介します。
将来の夢や希望と各種のイベント、例えば、専門学校への進学、開業に向けた準備期間、また、進結婚や出産・こどもの進学、車の購入やレジャー・趣味などを費用とともに記載するイベント表と、
生活面での収入・支出及び事業の開始とそれに伴う収入・支出、そして貯蓄額の年度推移を記入するキャッシュフロー表です。
このキャッシュフロー表は、事業計画にも応用が可能です。事業計画の際には、年度でなく月度での収入と支出の記載が必要です。
これらの表を作成しますと、資金計画や将来の生活設計の全体像と将来像が把握でき、夢や希望を実現するための、貯蓄目標も明確になります。この貯蓄額が資産形成の目標値になります。
サンプルを私のホームページに掲載しています。宜しければ参照ください。
http://www.officemyfp.com/planningtool.htm
補足
なお、様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式という5資産クラスへの分散投資をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分では、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、年間の運用が68%の確率で-4.5%〜+11.5%の範囲になります。最悪ケースでも-12.5%に収まります。
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
上記で考えた資産配分方針に基づき、保有資産と毎月の積み立てを夫々の資産クラスを対象とするインデックス・ファンドで分散購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンドを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
開業に向けたプランニング、頑張ってください。
評価・お礼
風呂屋 さん
アドバイスいただきありがとうございました。
ライフプラン検討ツールや資産分配方法の考え方等、具体的な事例を紹介いただき大変参考になりました。まずは実際に事業計画を作成し収支を明らかにした上で、目標実現に向けより有効な運用方法を検討していきたいと思います。投資方法に関しては、またホームページ等参考にさせていただきます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。
今後のライフプランに関して相談させてください。
現在は某大手企業で研究職をしております。
勤続10年を迎え、自分としてはある程度形のある結果が残せてきたと感じております。
今… [続きを読む]
風呂屋さん (愛媛県/34歳/女性)
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