対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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将来の取り崩し額と目標貯蓄額の資産配分について
ケンママ 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
月16万円の生活について比較のためお知らせします。
総務省統計局平成19年の家計調査によれば、60歳以上の単身無職世帯(概ね年金生活者)の収入と支出は、実収入が121,418円で非消費支出(税金・保険等)+消費支出が154,086円です。差額(不足分)の32,668円を貯蓄から取り崩す携帯になっています。
ケンママ様の65歳以降の収支を考えますと、
年間の不足額が1,920,000-681,600円=1,238,400円になります。
月に約10万円〜11万円を貯蓄から補填できれば生活が可能と考えます。
下記の試算を行いました。保険に関しては、貯蓄を2,600万円お持ちですので、こくみん共済だけで対応が可能と判断します。(保険は貯蓄がなければお勧めしますが現状は不要と考えます)
若干面倒ですが、65歳時の貯蓄額と65以降の年間取り崩し額の考え方を記します。
また、資産運用についても、必要な手順での試算値をお届けします。
将来この設定から、現在の貯蓄額2,600万円を65歳までの15年間、投資・運用を行い、65歳以降は運用を行いながら11万円ずつ取り崩せる金額の運用率を決めます。
この手順で、年間132万円を年2.0%の運用で、40年間(65歳から95歳)受け取るには、65歳時に約3,610万円の貯蓄が有れば足り、現在の貯蓄額2,600万円を65歳までに36,100万円にする運用率は2.5%です。
資産運用では
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式、5資産クラスへの投資配分をお勧めしています。
補足
例えば5資産に均等に資産を配分された場合は、期待収益率は3.5%、リスクは8.0%になり、15年後の貯蓄額は約4,300万円と予測されます。この場合2.0%の運用で40年間毎年157万円の取り崩しが可能です。
リスクを下げた資産配分は、定期預金25%、日本債券30%、日本株式15%、外国債券15%、外国株式15%に配分すると期待収益は2.5%になりリスクも下がります。
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、日本株式、外国債券、外国株式を対象とする夫々のインデックス・ファンドを資産配分にあわせて購入することをお勧めします。
インデックスファンドの選び方
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/29804
私のHPにインデックス・ファンドを掲載しています。ご参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
なお、資産配分にはケンママ様のリスク回避度(元本割れにどの程度耐えられるか)等も考慮した配分が必要です。
これらをメールにて承っています。
(現在のポイント:-pt)
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50歳になるシングルマザーです。お金の事を相談できる人が
なかなかいませんので先生方よろしくお願いします。ここにきてライフプランを考える前に、社会保険事務所で年金額の算出してもら… [続きを読む]
ケンママさん (大阪府/50歳/女性)
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