対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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敷地延長も1案
パルティータ建築工房の森岡です。
敷地面積50坪、延べ床40坪で完全分離2世帯住宅は、厳しい条件です。
ここでちょっと見方を変えて、限られた予算、容積率で床面積を確保するために、ひとつの選択肢として、敷地延長を検討したらいかがでしょう。
敷地延長(いわゆる「シキエン」)とは、旗状敷地とも呼ばれ、旗の形のように道路と通路状の部分で接する形状の敷地です。
道路から奥まってしまうため、家の顔が見えにくい等のディメリットはもちろんあるのですが、不動産評価(単価)が低く、同じ土地予算で広い敷地が買えるので、より広い容積(延べ床面積)、建築面積が可能となります。
「縦分離の二世帯」が、将来丸ごと(敷地+建物)分割の可能性も視野に入れ考えられているとすると不適ですが、1つの案かと思います。
写真は、当事務所で設計した2世帯住宅の例ですが、新規に敷地を購入して家を建てました。(アプローチ通路状部分から家を/2階居間からバルコニー)
本ケースでは、整形地に比べ2割強単価が安く、その比率で広い敷地で、広い床面積の家を建てることができました。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
二世帯で家を建てようと思い、土地探しをしています。両親家族と、私たち家族とでは生活の時間帯が違いますし、程よくプライバシーが保てるように、出来れば縦分離の二世帯を考えています。ただ希望の… [続きを読む]
Linaさん (神奈川県/29歳/女性)
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