まず

実際に診てみないと分かりませんが、もしかしたら良くなる可能性があるなと言うのが実感です。

ただし、我々、医療者が考える尾てい骨なのか、それとも単純に骨盤中央の骨のことなのかと言う点で注意が必要だと思います。通常、お尻の穴の直ぐ後ろにある出っ張りが(医療者が考える)尾てい骨で、お尻の膨らみの間くらいにある骨は尾てい骨(医療者は仙骨と考えます)ではありません。
犬や猫(あるいはサル)を思い出して貰えれば分かりますが、尾てい骨は感じの中に「尾」が入っているように、もともと人間がサルだったときに、しっぽだった物が退化した物なので、お尻の穴の直ぐ後ろに骨があります。

話を戻しますが、仙骨に問題があった場合は、この痛みは数年以上経っても、軽減する場合はよく見られます。一方、尾てい骨だった場合は、良くなるのかも微妙です。

なおすい様がフローリングで座った際に痛みが出ているので、問題があるのは間違いないのですが、実際には、本当に尾てい骨なのかが重要となってきます。(接骨院の先生が何処まで触っているかが分からないので、尾てい骨が原因と言うのを信じていません。)

手術に関しても、骨折でもしていない限り、おそらく行われることがないと思います。

また尾てい骨が出産時の痛み(ご自身では尾てい骨とヘルニアの痛みと感じていらっしゃいます)の原因になっているかも含めて考える必要があります。

一般に女性の尾骨は、前に出ている事が多く、それの度合いで、出産時の痛みが変化するかは疑問です。妊婦さんを多く診ていますが、実際に、出産時に、お子さんを傷つけやしないかと思うくらい出っ張っていても、安産で思ったより痛くなかったと言う人が多く見られます。
その事から考えても、骨盤や筋肉自体が硬いなど、他の要素の影響の方が強そうなので、そちらのケアを行う方が良いのではないかと思います。

長文になって申し訳ございません。ご参考になれば幸いです。