対象:住宅設計・構造
野平 史彦
建築家
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外張り+充填にする意味とは?
よく分からない部分もありますので、間違っていたらご免なさい。
一部屋だけ遮音性を上げるために行う仕様としては、それで構わないかと思います。
ただ、外張り断熱をした上で、建物の外壁全周にもロックウールを施工する、という意味がよく分かりません。
ウレタンでの外張りとのお話なので、アキレスかと思うのですが、アキレスなら40mm厚のボードで次世代省エネ基準をクリアする断熱性能を持たせることができますから、さらに高断熱を目指しているのでしょうか?
(ちなみに北海道では充填だけで足りないので+外張りとなっていますが、、)
いずれにしろ、外張り+充填の場合、首都圏で、外張り断熱材と充填断熱材の間で結露域に達する事はありませんから、内部結露の心配は少ないでしょう。
1階天井全体にもロックウール75mmを施工する、というのは、2階の音が下階に伝わらないようにするためでしょうか?
その目的なら、2階の床に遮音マットを敷いた方が効果が高いと思われますが、金額的には確かにロックウールの方が安いでしょう。
外張り+充填工法の場合の注意点とのことですが、外張りをした場合なら、外壁の軸組内は部屋内と同環境と見るべきですから、内壁の仕上げは珪藻土、漆喰といったできるだけ透湿性のあるものを用いた方が理想的かもしれません。尤も、ビニルクロスでも支障はありませんが。
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