対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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国内外の株式と債券への分散投資をお勧めします
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Etos様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
余裕資金で長期運用をお考えの由、上記の金融資産を円換算しますと約1140万円になります。ご承知とは思いますが、長期では通貨分散・資産クラスの分散がリスクコントロールに有効とされています。
MMFは短・中期の国債やCPなどの短期金融商品で個性された公社債投信の一種です。従いまして、記載されたEtos様の資産配分は、外国債券に73.7%、インデックス・ファンドを株式を対象とするインデックス・ファンド(債券を対象とするものもあります)と、日本株式に13.15%、外国株式に13.15%
となり、債券に比重が極めて大きく、為替変動リスクと金利リスクの影響が大きな配分になります。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式の4資産クラスか、日本株式を除く3試算への投資配分をお勧めします。
例えば4資産均等配分では、期待リターンは4.3%、リスクは8.7%(年間の運用結果の68%が、-4.4から13.0の範囲に入る)になり、3資産均等の場合は、期待リターン5.2%、リスク11.4%(同-6.2%から16.6%の間に入る)になります。リスクを抑えるには日本国債の比率を上げ、リスクを取っても収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を増やすことをお勧めします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人、年金基金連合会や企業年金連合会の資産配分、そして各資産別の期待収益率を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
補足
なお、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。そしてインデックスファンドの中でも信託報酬が安い、上場投信(ETF)をお勧めします。
私のHPにインデックス・ファンドと日本で購入できる国内外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
もし、外貨MMFでの分散を図るならば、ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル等の先進国の通貨を主体とし、高金利通貨のものの比率は5%〜10%程度に抑えることをお勧めします。
外貨を円転せずに使用するには、海外口座からNYSEでの株式取引をお確かめください。
それが出来ればNYSE、AMEX等で上場しているETFの購入が可能です。また、現在ではNYの証券会社とのネット取引も可能です。海外口座を取得されていらっしゃるので、手続き等はクリアーできるものと思います。
折角海外の口座をご利用なさっているのであれば、そのまま海外の口座を使用することもご一考ください。
評価・お礼
Etos さん
吉野様
大変理論的且つ説得力のあるアドバイス有難うございます。現在ユーロで保有している外貨を(海外口座にて)、ご提案して戴いた4資産クラスへ日本にて配分するとした場合、一旦ユーロの資産を円転することになるかと思います(間違っていましたらご指摘願います)。つまり為替手数料含め、全資産を円で保有する状態の方がリスクではないかと個人的には考えておりました。このため、外貨建てで日本へ送金し、且つ外貨ベース(例:外貨MMF)での運用が適切と考えました。お時間あればこの点も鑑みた上でのアドバイス戴ける幸いです。
以上
(現在のポイント:-pt)
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お世話になります。
余裕資金の運用方法について専門の方々からアドバイスを戴きたいと思っております。
<運用を考えている余裕資金>
? 海外口座:50000ユーロ
? 普通預金口座(日本):100万… [続きを読む]
Etosさん (東京都/29歳/男性)
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