退職しての進学はおススメできません

マイケル・ローズさん

キャリアカウンセラーの小島です。
この度はご質問いただき、ありがとうございます。

まず、ご質問の内容にそのまま回答するとすれば、退職しての進学はおススメできません。

1、マイケル・ローズさんも気づいている通り、何を学ぶかと卒業後のビジョンが不透明なこと
2、進学するとなると、その間の4年間、職歴が空白になり、授業料も嵩むこと
3、学んだとしても、その後の就職に有利に働くとは、現在の社会環境では考えられないこと

上記3点です。

私なりに、マイケルローズさんの気持ちに成り代わって、代替案を考えてみました。
現在お勤めの会社で働いている、何かしら学びたいという条件下で、

●本を精読して知識をためる
●通信制や夜間部で学ぶ
●有識者と仲良くなって知識もためて、かつ人脈を形成する(=大学教授などの研究室などに通う)
●これまでの職歴を整理して、転職先で働きながら学ぶ
●資格の勉強をする

上記5点が考えられます。
このほうが、時間もお金も節約できて、スマートだと思いませんか?
特に、大学教授と知り合いになれば、授業料もほとんどかからずに、
知識も得られますし、人脈も形成できます。



仮に、今のお仕事を辞めて、超難関の大学に進学して、4年間一所懸命学んで卒業したとしましょう。




「私、今の現状を抜け出し、新たなことに挑戦したいと思い、東大で経済を学びました!」

と転職先の面接で言ったとしても、

「それで?」

と一蹴される可能性が非常に高いです。


18歳から22歳の方々が学ぶレベルと同じことをしていては、
企業は30代の方よりも新卒を採ります。



我々は、限られたリソースの中で生活をしています。
ヒト・モノ・カネ・情報、それと時間。

もし、それらに余裕があればいいのですが、
今一度、熟考されることをおススメします。


何かしらのお役に立てば幸いです。