大変ですね。。。

臼蓋形成不全は大変ですね。
調べられて、ご存じかもしれませんが、35〜40年程前から、出産直後に、股関節の検査をして、先天性股関節脱臼の検査を必ず行うようになり、今ではほとんど診なくなった状態です。

高齢者(50歳代以降)では20例弱(少ないのですが)、診ていますが、徐々に辛くなってくるので、そこに対して防護策をとると言った対策が現実的です。

個人的には、お嬢さんのケースは、比較的軽度なケースではないかと思っています。
今まで、周囲の人達が気付かないと言う時点で、臼蓋は、ある程度形成されていることが想像できます。後は、筋肉で保護してあげると言うのが現実的ではないかと思います。

成長期で、身体の成長に筋肉が追いつかず、今になり症状が出てきたと考えるのが良いのかと思います。
実際、水泳好きの方を診たときは、レントゲンと比べても、もっと痛みが出ていてもおかしくないのに痛みをそれ程訴えていませんでした。
運動としては、ジャンプ系の競技は控えめにした方が良いかもしれません(整形外科の先生の指示に従ってください)。20〜30歳代になれば、定期的に水泳を行い、股関節に負担を掛けずに筋力を維持してください。

形成不全があると、どうしても身体のバランスが崩れやすくなります。成長期は特に身体の成長に筋肉が追いつかなくなることも診られますので、できれば、カイロプラクティックなどにかかって身体のバランスを整えてみてください。

原因ですが、おそらく赤ちゃんの頃に、風邪か何かの感染症で、股関節炎が起き、そのまま放置されたと言うのが最も考えやすいストーリーです(赤ちゃんは、痛みを訴えることが出来ず、軽度の場合は、あまり泣かなかったりしますし。これは知識がないと、お母さんは気付きたくても、気付けなかったと思います。)


ご参考になれば幸いです。