対象:ブランド戦略・ネーミング
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ブランディングは目的ではなく、課題解決の手段です。
ブランドに取組さえすれば、商品が売れて、社員が元気になり、株価が上がり、新入社員がたくさん入ってくると漠然と考え実行すれば、結果としてどれも手に入りません。
ブランディングは何を解決するために行うのか、目的により行うブランディングは異なるからです。
競合との差別化を図りたいとのニーズを、どうすればもっと買ってもらえるようになるのか、と解釈すれば実行すべき事は次の4点です。
(1)どの市場でどの顧客を獲得するのかを定める。
(2)その顧客が当該商品を選定し購買する際の決定要因は何かを探る。
(3)その要因の中で、自社が他社より上手に対応出来ることは何かを見つけ出す。
(4)そのことを効果的に伝えるメッセージは何かを定め、顧客に発信する。
(1)〜(3)はそれぞれが整合し、矛盾がないように設定しなければなりません。
そして(4)のメッセージを効果的に伝える手段として、社名ロゴやステートメントやHPなどのクリエイティブの開発を行えば良いのです。
それにより、顧客が認識しない無意味な差別化をしたり、競合にすぐに真似され、上手に対応されることで差別化してしまうことの愚を避け、自社の強みを差別化・競争力の源泉にすることができます。
形から入るブランディングに関しても、どのようにイメージされることが、ある課題解決につながるのかが明確に判っていれば、あり得ます。
ナポレオンは立派な軍服を着させることで、兵隊の意識を変えさせ強い軍隊にしました。実際、女性支配人の制服をシャネルに定め、支配人になる目標に向かって社員が頑張っているホテルチェーンもあります。
また、良い新入社員をもっと採りたいという課題に、オフィスのエントランスをブランディングツールと捉え、デザイン変更で効果を上げた企業もあります。
目的に応じてブランディングの範囲・方法が異なることをご理解いただけれと存じます。
参考 http://www.brand-innovation.com/about/
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競合他社との差別化を図るために、会社のブランディングを推進していく必要があることを認識しているのですが、どこから手を付けていけばよいのか悩んでいます。社内に対するモチベーシ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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