対象:心の病気・カウンセリング
Functional dyspepsia (FD) の疑い
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''Functional dyspepsia (FD): 機能性胃症''とは、器質的所見を伴わない上部消化管愁訴です。non-ulcer dyspepsia (NUD)と呼ばれることもあり、従来、胃下垂、胃アトニー、神経性胃炎などと言われていた疾患です。先行する12ヶ月のうち、少なくとも12週以上 持続あるいは再発するdyspepsia症状(上腹部を中心とした腹痛と不快感)が存在し、その症状を説明しうる器質的疾患を認めず、排便によって症状が著明に改善したり、便の性状や頻度の変化と関連していないこと、とされています。
治療としては、生活習慣やストレスの見直しに加え、''消化管運動賦活薬''(商品名ガスモチンやセレキノンなどです、ガナトンやナウゼリン・プリンペランは月経不順にご注意ください)をはじめ、抗不安薬・抗うつ薬が効果的なこともあります。自律神経失調症、身体表現性障害、うつ病に伴うこともあるからです。不眠・不安、抑うつ気分・意欲低下などもございませんか?消化器科において異常ないようでしたら、心療内科・精神科を受診してみてはいかがでしょう。どうぞお大事にして下さい。
銀座泰明クリニック
評価・お礼
kirara1020 さん
茅野先生へ
コラムにも書いてありましたが、
精神科=精神病と、多分一番お世話になりたくない科というイメージが強かったのですが、
いざ自分がこのような状態になり、更に悪化させないようにするには、今のうちに(早期に)しかるべき所で受診しなければならないと思いました。
ここで相談にのっていただいてよかったです。
機能性胃症という病名も初めて知りましたし、
自分に該当する部分もありましたので、
それだけでも少しすっきりした気持ちです。
またご相談にのっていただくこともあるかと思います。
その際は何卒よろしくお願いいたします。
今回は誠にありがとうございました。
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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