対象:新規事業・事業拡大
工藤 英一
経営コンサルタント
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新規事業開発にあたってのポイント
1.新商品開発の鉄則
不満解消から入ります。
理想の実現からは考えません。
不満解消と理想の実現は表裏一体ですが、不満解消からはいるのが肝です。
また、言葉を離せないところにニーズがあります。
たとえば、赤ちゃん、ペットなど話せない方、さらに、「人には言えないこと」も重要です。借金や体の悩みなど。無人君は人には言えないニーズを見事に解消している例です。
2.お客様と商品の2軸で考えます
まず、既存のお得意様に他に何を売れるかを考えます。
これが、最も確実に売上を立てられる方法です。
既存のお客様が、どのようなことに不満を持っているのか? どのようなことに困っているのか?を探すには、それらの方の集まりに参加して会話を聴くのが一番です。
たとえば、お年寄りなら巣鴨に行く、ペットオーナーならペットの集まりに参加する、起業希望者ならSEOセミナーに出るなど。
WEBでSNSに入って調べることも役立ちます。
MIXIのグループやウイメンズパークなどに参加します。
→詳しくはこちらを読んでください。
3.新しいお客様が欲しい場合には、
既存の商品を、
・他のお客様に提供できないか
・他の使い方をできないか
を探します。
1)他のお客様を探す場合には、
地域を変える、
年齢層を変える、
価格を変える、
使用時間帯を変える、
などをおこない、どのようにお客様が変わるかをみます。
2)他の使い方を探す場合には珍しい使い方をしているのを探します。
ヨーグルトの変わった使い方として、味噌汁にヨーグルトを入れるのが多いです。
Mac miniは、テレビと組み合わせて使う人が多いです。
キットカットは、合格祈願の縁起物として使われます。
また、食器乾燥機は、模型の乾燥機として使割れることが多いです。
きざみ海苔用のハサミも、今ではシュレッダーハサミとして改名販売してヒットしています。
乗馬機械も、高齢者向けのリハビリ機械だったものが、ダイエット用とヒットしています。
最後に、新商品を新しいお客様に買っていただくこともありますが、商品と会社に対する信頼感が低く、かなり困難です。
ニッチ分野を探し出して、挑戦することになります。
by Qualia-Partners(工藤英一)
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中小企業を経営しております。事業が安定してきたこともあり、新規事業への乗り出しを考えています。新規事業に取り組むにあたってのポイント、注意点などについて教えてください。また、実際に… [続きを読む]
All About ProFileさん
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