対象:民事家事・生活トラブル
回答数: 1件
回答数: 1件
回答数: 1件
羽柴 駿
弁護士
-
法的責任と道義的責任
世の中には、法的な責任と道義的(あるいは常識的)責任とがあります。
まず法的な責任ですが、親族は互いに扶養する義務があります。ただしあなたの場合、親族といっても亡夫の母に対する関係は姻族関係なので、夫が死亡した後は姻族関係の終了届けというものを戸籍役所に提出することで姻族関係を無くしてしまうことが出来ます。そうすると、親族関係がない以上、法的な扶養義務も負わないということになります。(終了届けを出せと勧めているのではありませんから、誤解なく。)
次の道義的責任は、ケースバイケースです。一般的に、婚家の義母の面倒をみることが嫁に期待されることもありますが、それは嫁やその子に過去及び将来の経済的社会的な恩恵があることが普通だからです。
あなたの場合、そのような恩恵があるのか無いのか、あるとしてどの程度なのか。また、義母の実子(義姉など)で同様に過去および将来の経済的社会的恩恵を受けている方々がいるのか、いないのか。そういった諸々の条件次第でしょう。
ご質問の様子からは、貴方が余り恩恵を受けてこなかったように受け取れます。夫に先立たれ、自分の生活が成り立つように努力するのが先決で、義母の面倒を見ている余裕がないということでしょうか。それでも面倒を見るようにと義姉らが言うのならば、そのような経済的な援助をすべきでしょう。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このQ&Aに類似したQ&A