対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
変更の必要は無く、リバランスをお勧めします
現況からはともすれば日本の金融商品から、海外に移したい念に駆られると思います。しかし、私は、長期的な時間軸(10年)で考えると、繰り返し発生した下落局面、パニックの発生と捉えています。従いまして、ポートフォリオの国内比率の変更は無く、むしろ投資方針に基づく配分比率に戻すリバランスをお勧めします。
当初、どのような方針で国内と海外の比率をお決めになったかを優先ください。例えば、日本に住み続けているのだから、60%を日本の商品で持つとされていれば、60%:40%の配分に戻すだけ、また、債券と株式の比率も当初30:70と方針決定されているのであれば、その比率に戻す状況と捉えています。
また、リバランスの時期は、例年行っている周期を維持されることをお勧めします。年度末なら年度末、半期ごとの6月末と12月末であれば6月末です。
もし、投資方針を持たずに運用を開始されたのでしたら、様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されていますから、投資対象は国内・海外の債券と株式への分散投資をお勧めします。そして、リターン(4.3%)とリスク(8.7%)のバランスから、4資産均等配分をお勧めします。
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。変更をお考えでしたら、インデックス・ファンド(ETF含む)で組むことをお勧めします
資産配分比率を変える時期は、パニックが収まり、日本や世界経済が落ち着いた際に、各国のGDPの占有率・成長率、株式・債券の各国時価総額比率、商品価格などと、ご自分が求めるリターン、許容できるリスクの観点で変更することをお勧めします。
そして、新興国の比率はリスクの観点から投資総額の5〜10%に納まるレベルに留めるようお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在の市場を踏まえ、ポートフォリオを見直しております。先行きが明るいとは言えない景気の今、日本の商品の比率はどう考えるべきでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A