対象:人材採用
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田邉 康雄
経営コンサルタント
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成果主義
企業は成果を求めています。だから''成果主義''は当然必要です。
―― 実際、成果を無視して人の評価を実施した企業は例外なく衰退しています。上司の主観的な判断で評価するからです。官僚主義的な企業に多いようです。官僚の世界には「失敗」という言葉がないようですから。
―― ところが、成果を測定することが大変困難です。その結果、営業成績など測定し易い項目で評価せざるを得なくなります。短期的成果を目指すと、戦略的行動がとれなくなります。そして企業にとっては「戦略」は絶対的に必要です。
皆様にとって釈迦に説法ですが戦略とは、「変化する環境に即して競合者に伍して生き残りを図る」ことと言われています。つまり敵の動きを察知して先手を打って勝利するということだそうです。
また「肉を切らせて骨を切る」という言葉があります。これが戦略的な行動です。短期的には肉を切らせるが、長期的には敵の骨を切るという行動は戦略的です。
―― この戦略を評価してくれる上司がいないと短期的行動に走ります。そして短期的営業成績の向上に励みます。そして大きな目で戦略的にみると、企業に対してマイナスを与えたことになる場合が多いものです。''成果主義''は必要ですが、それは長期的に見る上司が存在してこそ機能します。以下の拙著を御参考にしてください。
「生涯現役エンジニア」72ページ「悪い循環」(短期的評価の例)
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この回答の相談
一時期、話題になっていた成果主義ですが、短期的な結果ばかりを追うようになり、弊害もあると聞きました。成果主義は、長期視点に立ったときに本当に成果をあげるシステムといえるでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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