対象:ビジネススキル
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奥村 朋子
経営コンサルタント
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契約ありきの文化
外資の特徴は、一言で言えば「契約書」が全てということでしょうか。
そこに書かれていないことは、何か約束があったとしても、「契約書には書かれていない」で一蹴されてしまうでしょう。
日本では、契約書は契約ごとに作成することは多くないようです。どちらかというと、基本契約という名目で、どうにでも出来るように結構漠然とした契約書を交わし、その後に覚書などで具体化しているのではないでしょうか。そして、この覚書も、明確に書かれていない内容が有ったりしませんか?「これまでの付き合いで」みたいな部分ですね。
外資には、それは一切通用しません。
また、打合せ内容は、その場でホワイトボード等に書いたもので合意してしまうことがベストですが、書ききれないような細かな部分があるような打合せが想定される場合は、こちらで録音などの動かぬ証拠を取りながら議事録に残し、翌日には送付しておくこと、相手方から異論が出たら、決して先延ばしにせず、録音内容を根拠に一つ一つ合意しておくことでしょうか。
また、署名すればそれを翻すためには、別の書類を起こして署名のやり直しです。相手に有利であればあるほど、再度の署名を貰うのは難しいでしょう。
議論は、署名する前にやり尽くすことが必須です。
契約書に書かれた内容は、推奨事項ではなく、必須事項。反すれば即座に補償問題に。
こちらが供給側であれば、即座に補償請求が起こされるでしょうし、こちらが顧客だった場合には、契約書に書かれていないことについては、改善要求さえ難しいでしょう。
取引先の品質レベルが期待通りに出ておらず、日本側が改善要求をしようとしても、契約書には、そういうことに関する取り決めが書かれていないという事例は、過去にはかなりあったようです。
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この回答の相談
外資系企業とやり取りする機会があるのですが、弊社は全社的に、外資系企業との交渉に弱いと感じています。外資系企業ならではのポイントはあるのでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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