対象:住宅設計・構造
暮らし方も含めて考えましょう
カプセルのような住宅でも健康に配慮した効果的な換気をすることはできます。逆に、伝統的な住宅で温熱環境の安定した環境を得ることは難しいでしょう。私としては、カプセルのような住宅でもあり、その気になればいつでも外の環境を取り込めるような、そういう住宅が良いのではと思います。
確かに伝統的な日本家屋には、季節とともに生活する良さがあります。そうした建物の中で自然の一部となって生活するのはすてきな暮らし方と言えるでしょう。
ただ、昔のように季節ごとに建具を取り替えたり、火鉢などの局所暖房を使ったりする生活ができなければ、ただの燃費の悪い建物ということになってしまいます。日本のような寒暖の差が大きい気候では、建物だけでなく、さまざまな生活の知恵を含んだ暮らし方全体で対処する必要があるんですね。
現代の生活の中では、特に都心では空調機器などを全く使わないのは難しいでしょうから、熱効率の良さは住宅の大切な機能の一つだと思います。その方が環境にも優しく、自然とともにある住宅と言えるかもしれません。
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この回答の相談
以前、ある建築専門家に下記のようなことを聞きました。
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今の住宅の特徴として、断熱材をふんだんに使い、夏は外からの熱を
防ぎ、冬は中か… [続きを読む]
九左衛門さん (大阪府/32歳/男性)
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