対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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金利と為替、定期預金と国債について
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スズキ様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
現在の両国の金利を比較すると確かに1.5%程度差が有るようですね(日本での外貨預金の差で把握)。しかしながら、資産の増加を考えた場合は、通貨間の金利差よりも為替の変動の影響が大きくなります。現在ユーロと英ポンドの為替は、ユーロ高の傾向があり、近い将来もこの傾向が続くものとされています。従いまして、折角両国に基盤があり、将来フランスにお住みになる予定があるのでしたら、ユーロで保有されるようお勧めします。
ところで、リスクを抑えてゆっくり増やす方法は、1.定期預金、2.国債が考えられます。国債のほうが定期預金より金利が高くなります。従いまして、より金利が高いフランス国債の購入をお勧めします。利子配当が当面必要でなければ、フランス国債にはストリップ債(利子が付かない代わりに、利子分が割引して発行され、償還時に額面で還ってきます)が有りますから、ご購入を検討されては如何でしょう。
また7年以上の投資・運用の場合、リスク(運用のぶれ)はありますが、インデックス・ファンドの購入をお勧めします。現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。今回大統領がサルコジ氏に替わり経済政策が変わりました。その点でフランスの立ち直りに期待するのも一手段として有功と考えます。フランス・パリ市場を代表する株価指数はCAC40です。またロンドン市場を代表するFTSE100になります。
以上東京からです、英国・フランスの実際の様子は分かりませんから、理論的な事柄を記載しました。為替は水物です、フィナンシャル・タイムズなど新聞の論説などで継続的にフォローください。
評価・お礼
スズキ さん
迅速で丁寧なお返事ありがとうございます。
ここ数ヶ月自分なりに情報収集していましたが、
その多さに圧倒されて必要な情報にうまく
たどり着けない感がありました。
勉強しなければならないことがまだまだありますが、
いただいたアドバイスのおかげで、道筋が見えてきたように思えます。ありがとうございます。
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この回答の相談
初めて質問させていただきます。
イギリス在住の40歳専業主婦です。夫45歳、学齢の子供が二人。年収は手取りで約500万円です。
先日、夫の父(フランス人)が亡くなり約4千万円の遺産を相続し… [続きを読む]
スズキさん (東京都/40歳/女性)
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