対象:Webマーケティング
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ウジ トモコ
アートディレクター
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よくある失敗。
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こんにちは ウジトモコです。
私は伸び幅の多い中小企業のご相談を受けることも多く、自身の経験からその「背景」にあったものについて、こう考えています。
WEBアプリケーションやSNS、WEBサイトのデザインリニューアルには、いくつかパターンがあると思います。
1.機能向上のための、仕様変更によるやむないデザインリニューアル
2.ユーザービリティ向上のための、デザインリニューアル
3.企業が自社ステイタスを上げたい、またはPR効果としてのデザインリニューアル
MIXIの今回の場合は、もちろん1.2も当然あったと思いますが、「うわさになりたい」「話題になりたい」も強かったのではないでしょうか。
実際の諸事情をよく存じ上げないのですが、私の知っているケースでいうと、小さい企業がお金持ち企業になったり、上場したとたん「擦り寄っていく」業者というのは、必ずいるものです。
先に「必然性ありき」ではなく「予算ありき」で営業をかけ「ミクシーさんも、こんなに立派になったんだから、そろそろデザインも何とかしないと・・・」
と、自尊心をくすぐります。
経営者の方も、以前の小規模で大変だった時を思い出しつつ、現状のちょっと立派になった今の立場を考えると「デザインでも変えるか」と安易なリニューアルに走ってしまうのです。
デザインについては、おっしゃるとおり、パーツを目新しい物にすり替えた印象があり、ベタ面(淡色による塗りつぶし)がなくなって、タイトルのメリハリが弱くなっている上に、あってもなくてもあまり意味をなさない階調(グラデーション)が多すぎる気がします。
クリックポイントは、グラデーションつきのボタン
タイトルはベタ
意味がないところは、他を邪魔しない抑えたトーン共通
等と「意味分けしたデザイン」にすれば、もう少し見やすいのでは?と毎日、ミクシーしながら思っています。
補足
サリエルさま
さっそくに評価コメント、ありがとうございます。
たぶん、多くの人が
「なんとなく、目がちらちらしてつかれるなぁ。。」
等と、無意識のうちに感じてはいるのだと思います。
ただ、商業デザインやクリエイティブの「意味性」について、私たち日本人は、その重要さについて教えられる機会というものが「ほぼ生涯にわたって皆無」なので
「意味分けしたデザインにすれば使いやすい」
というそもそもの「認識」が非常に低いと思います。
ユーザーに愛される企業として、この経験をミクシーには真摯に受け止めてほしいなぁ、と感じています。
評価・お礼
サリエル さん
グラフィックデザインを生業にする者として「意味分けしたデザイン」という一言、非常によく判ります。
まだ、以前の方が「意味分けされていた」ように感じるのは、私だけなんでしょうかね?(笑)
状況背景についてはユーザーにとって一番関係ないところでありますし、デザイナーとしても「意図が分からないとデザインしにくい」という部分であっただろうなと想像することはできます。
ありがとうございました。
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この回答の相談
どこがどう良くなったんでしょうか?
一見のパッと見た目は印象が良くなったかもしれませんが、長時間使い続けるユーザーからすると、見づらく疲れるデザインで、メリハリがないため、エリア視認性がとても悪く、情報把握が非常にしづらいのですが。
専門的にどうなのか詳しく解説していただきたいです。
サリエルさん (東京都/34歳/男性)
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