RE:主人にだけ吠える
千葉市でしつけ教室をしている獣医師の千田です。千葉市の動物保護指導センターで収容犬の行動面のアドバイスをしています。
保護犬を譲り受けた場合、1ヶ月ぐらいしてから、以前の問題行動が出てくることがあります。男性から乱暴に扱われていたり、逆に以前に全く男性との接触が無かったりした場合、男性に対して、警戒心が強くなることがあります。
お母さんに対する甘噛みも、以前の飼い主さんに対して出ていたものかもしれません。
保護活動をしている方は女性の方が多いので、chigusaさんぐらいの年齢の女性には、問題行動を出してはいけないと思っていても、他の年代の人や男性には慣れていない犬が多いかもしれません。何ヶ月も暮らしていると、以前の飼い主のところで出ていた問題行動が出てくることはよくあることです。
一つ一つのことに関して、一から直して行く必要があります。保護犬を譲り受けるというのはそういうことだと考えていただく必要があると思います。
ご主人からご褒美をあげるときは、手から上げるのではなく、最初は投げてあげていた方が慣れるのが早いと思います。
お母様に甘噛みをするときは、リードをつけておいて、歯を当てたらすぐにケージに入れたり
離れるということが大切です。子犬ではないので、時間をかけて今までの行動を直していく必要があります。急がず、気長に、根気強く一貫性を持って接していってあげてください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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