母だからこそ生まれるお悩み…。
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こんにちは。カウンセラーの堀内正明です。
ご相談内容拝見いたしました。
まずは、お母さまにとって息子さまの現実が何とも言いようのない形となってしまいましたね。
今までの息子様の生活態度、行動や考え方などが就職によって変化し、それにともない息子さまの自律・自立が促されると期待をしていただけに、お母さま落胆のお気持ちが大きく、目の前に見えた光がまた今までと同じという暗い気持ちになったという感じが伝わってきました。
そのような状況の中で、息子さまの変化の歩みがコロナ禍と言えどもとどまったような気持ちになりそれを受け入れられない気持ちでいっぱいなんでしょうね。
お母さまは息子さまの成長と変化を日々願いつつ毎日を送られてきたのでしょう。時にはその悩みを誰にも打ち明けることができず、ご自身の中で息子さまとの会話を自問自答する中で我慢や葛藤をされてきたのでしょうね。
そして、その我慢や葛藤が満たされずに気持ちが爆発し、その後の「自分は冷たい母親なのか?」という自責のお気持ちをもたれたのでしょうね。
親は子供の日々の成長から将来を想像し子育てをしてきたと思います。お母さまは息子さまにどんな大人になってほしかったですか?「こういう大人になればいいな」という気持ちがあったと思います。
もしかしたら、今はその時に思い描いた息子さまの姿にズレが生じそれをどう修正したらいいのかという気持ちなってはいないでしょうか?
もし、そうだとしたらその気持ちをもう一度思い出してみてください。進級や進学などそれぞれのプロセスの中で一喜一憂した思います。全てがお母さまの思い描いた姿ではないにしても息子さまをその時々に応援したはずでしょう。その決断は息子さま自身あるいはご家族で話した場面もあったのではないでしょうか?
今回の就職も息子さんご自身が決めたとのこと。そこには息子さんなりの考えがあったようにも感じます。その息子さんが社会に出てしっかりやっていけるのかという不安もお母さまにはあるのかなとも感じました。
今後の息子さんへの接し方や態度は、昔、息子さまを信じ応援していたお母さまの気持ちにに戻られると少しは気持ちが楽になるように感じます。まだまだ成長過程の息子さんはこれからも様々は局面にぶつかり苦悩する場面があると思います。その時々息子さんご自身がどう乗り越えていくのか、お母さま自身が今までの子育てを信じ、見守り、受け身の気持ちになることでお母さまと息子さまに現状変化が起きるようにも感じます。また、お母さまご自身の子供の頃からの成長過程を振り返ることで息子さま目線になれ、少しは息子さまの気持ちが理解でき、お母さまご自身の気持ちに変化があるかもしれませんね。最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお悩みの参考になれば幸いです。
評価・お礼
きらりんガール さん
2021/02/15 23:26
堀内正明 様
長い返信を頂き、ありがとうございました。何度も何度も読みました。
お会いしたことも無いのに、私の気持ちがそのまま書かれていて涙が出ました。コロナ禍、更年期障害……心が不安定で涙もろくなっているようです。
堀内さんの文章に沢山の気付きがありました。息子には「楽しい人生を送って欲しい」と思って育ててきました。信じ、見守り、もう充分に子育てをやったと思いますが、しっかりやっていけるとはとても思えません。「やってもらわないと困る」という気持ちです。
大学を卒業したら
A:たとえ3か月とはいえ、実家を出て一人暮らしをし、研修を受ける。自律、自立する。
B:3か月、このまま自宅での生活で(汚い)自室で研修を受ける。
この2つで迷い、今、A案になっています。(息子が自主的にというよりは、私がそうしたような形)
理由は今、追い出さないとこのまま家にずっと居座られるようなことになったら困る、というのが正直な私の気持ちです。
が、これから家を探し、新しく一人暮らしするだけでも大変なのに研修がきちんと受けられるのか?研修をしっかり受けることが最重要課題ならば、私が出来ることで応援・サポートしてやるべきかなのか?????
今まで頭から拒否していたBの考えが浮かんできました。
今日の昼食後、いつもは使ったお箸すら洗わない息子が食べ終わった自分のお皿を洗っていました。嬉しかったです。堀内さんのおっしゃる「現状変化」でしょうか?
気持ちに寄り添って返信くださり、ありがとうございました。
追伸 堀内さんはAまたはBのどちらがbetterだとお思いですか。もし可能であればお考えを聞かせてください。
堀内 正明
2021/02/16 13:37きらりんガールさま。こんにちは。ご評価をいただきありがとうございました。また、きらりんガールさまへのお気持ちに少しでも寄り添えたこと嬉しく思います。ご返信いただいた内容の中に「楽しい人生を送ってほしい」という息子さまへの愛情あふれるお気持ちが書かれていて私の気持ちもホッコリしました。親は子供がいくつになっても将来を案じるものです。きらりんガールさまのその言葉はとても慈愛に満ちていると感じました。だからこそ息子さまの成長には欠かせない自律・自立という思いをもたれたのでしょうね。その中で二者選択のA・B案「自律・自立させる」か「応援・サポートする」という考えが精査されたのだと感じます。きらりんガールさま息子さまにとってどちらがいいのでしょうね?でも、ご相談内容の中にあった「新しい場所でスタート」という思いは揺るぎないような感じがします。日々の息子さまの様子をみてきて息子さまの変化のキッカケを模索していたきらりんガールさまがいたのではないでしょうか?今回のご就職がそのキッカケになると感じたのでしょうね。そのタイミングがまさに訪れその思いも強まったのだと思います。けど、その反面大丈夫かなという不安な気持ちも同時に湧き出て本来の自律・自立をしてほしいという目的がぼやけてしまっているのも事実ですね。A・B案いずれになってもきらりんガールさまの不安はぬぐえないと思います。きらりんガールさまが親として息子さまに自律・自立が必要だと感じ、たとえ冷たい母親として自責をしてまでも送り出そうというお気持ちは、息子さまに変わってほしいという信念から生まれた考えだと思います。そこには「楽しい人生を送ってほしい」という願いの糧(かて)でもあるように感じました。可愛い子供には旅をさせろという言葉も昔からあるように、その旅をさせることで息子さまが大きな成長や変化を願うというお気持ちがきらりんガールさまにはあるように感じます。どの旅をしようが親は不安で仕方ないものです。そのお気持ちをもちながらもきらりんガールさまは大河のような存在となり息子さまには自律・自立の旅に出かけていただき、きらりんガールさまはその応援やサポートをすることがお互いにとっていいのかもしれませんね。長々と記述してしまいましたが、しっかりご自身の考えをもう一度認識する中で、きらりんガールさまがより良い決定をされることを願っています。
回答専門家
- 堀内 正明
- ( 山梨県 / 心理カウンセラー )
- GCMカウンセリングオフィス 代表
今を大切に自分らしく前向きに過ごすことを日々意識しています。
人間関係の中で「自分らしくいる」ということの難しさを痛感したことがありました。他者ばかりが良く見え「本来の自分」とはと改めて自問自答したこともありました。もし、そのような中にいる方は一緒に「自分を見つめ直す」といお手伝いをさせてください。
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この回答の相談
どなたか客観的な意見を言って頂きたく、ここに来ました。
22歳、大学4年生の一人息子がいます。
コロナ禍でも自分で就職を決めました。電機・電子のアウトソーシングの仕事です。初め私が「派遣… [続きを読む]
きらりんガールさん (千葉県/53歳/女性)
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