対象:消費生活
Re:プライバシー侵害について
匿名希望 様
こんにちは、消費生活アドバイザーの池見です。
誰しも、自分の交友関係を他人に勝手に言いふらされるのは、とても不快です。きっと、親しくない人が自分の事を知っているのがわかった時は、相当不安に思われたことでしょう。ご心中お察しいたします。
ご質問のとおり、業務上知りえた情報を本人の同意無く他人に話したとすれば、問題があります。
対処法ですが、ご自身が相手に対して何を要求するかによって異なります。
言いふらされて困っている点と、言いふらす行為自体が問題だと相手に認識してもらうことがポイントになります。今回は、お書きになっている内容の範囲で考えられることのみお答えいたします。
1.相手が言いふらした明らかな証言等がある場合
具体的な根拠(証言者が店長から話を聞いた日時なども含めて)を基に、苦情を直接申し出て、説明と今後の再発防止を求める。必ずやり取りの記録(メモや録音)を取る。
2. 相手が言いふらした明らかな証言等が無い場合
「最近、私がこの店に誰と一緒に来たという情報を、そのことを知るはずのない別の人から時々耳にして困っている」のように、何となく店長に相談するような雰囲気で尋ねてみる。
その結果、言いふらしていることがわかれば、上記1と同じように、苦情を申し出て再発防止を求める。
逆に、「私は知らない」と否定されたり、確証が取れなかったりする場合は、「そうですよね、業務上知りえたお客さんの情報を勝手に他人にお話しされるような、そんなお店じゃないですよねー」など、一般的にこうしたことは問題だという認識を共有する。その場では深く追及はせず、記録は取って保存する。
3. これ以上情報を与えないように、今後その店には行かない
店に出向いて確認する場合、可能であれば、信頼できる方に同行してもらい、第三者としてやり取りを横で聞いてもらう方が良いでしょう。なお、もし慰謝料のような請求をお考えであれば、相手が言いふらした証拠と、実害を受けた事実、その金額の立証が必要です。その場合は、法律相談で弁護士等にアドバイスを受けてください。
無事にご不安が解消されることを、心よりご祈念申し上げます。
回答専門家
- 池見 浩
- ( 東京都 / 消費生活アドバイザー )
- 消費者考動研究所 代表
消費生活の専門家が消費者教育・啓発や消費者志向経営をサポート
消費生活アドバイザーは、消費者・企業・行政の懸け橋として、法律、生活知識、消費者志向経営や環境問題まで幅広い専門知識を持つ消費生活の専門家です。企業・自治体等で培った豊富な実務経験とノウハウで、貴方の消費者力UPと企業活動をサポートします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
以前に何度か行った飲食店の店長が、他のお客さんに私の交際関係を言いふらしています。
親しくない人が私の交際関係を知っている事にかなり不快な思いをしています。
接客業の方が仕事中に知り得た情報を他人に話すのはあり得ない事と思っています。
何か良い対処法があれば教えて頂けませんか。
匿名希望さん (/25歳/女性)
このQ&Aに類似したQ&A