RE:8歳の愛犬の分離不安で留守番中の吠えることついて
動物行動専門の獣医師の千田純子です。
分離不安での吠えを修正するトレーニングは6日で15分ぐらいしか続けて吠えなくなったのは、良い方向に進んでいると思います。
留守番にならすトレーニングだけしていると、お留守番をする時間になると、留守番をさせられるのではないかという予期不安を感じて落ち着かなくなることはトレーニングの過程で出てくることがよく見られます。分離不安を改善するためには、必要な段階だと思います。
専門家が始動する場合はなるべくそのような状況が出ないように始動することができると思いのですが、そうでない場合は、飼い主さんが我慢するしかないのかもしれません。
前回のご相談でアドバイスしたように下記のことができているか確認してください。
1.家族が在宅の時は無条件に「撫でる」「ご褒美をあげる」「遊ぶ」など犬の要求に応えることはしない。
2.外出時20分前から無視する。
3.外出する日は、朝ごはんを抜いて、外出する直前にコングなどドッグフードなどが出てくるおもちゃを置いて外出する。
4.帰宅した時は、20分ほど無視する。
5.「撫でて」「遊んで」というような犬の要求に対しては、「おすわり」「伏せ」のような指示に従ってから要求に応える。
などのような問題行動に対する対応があります。
上記のことが確実に行われていないとそのような状況になるのではないかと思います。
お留守番だけでなく、生活全体を見直すようにしてみてください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
以前に、8歳の愛犬の分離不安で留守番中の吠えることついて、と質問させていただきました、YOSHIKIです。
質問にお答えくださった専門家の方々、ありがとうございました。
これか… [続きを読む]
YOSHIKI☆さん (東京都/22歳/女性)
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