飼い主さんが妊娠して、噛むようになった6歳のトイプードル
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
飼い主さんが妊娠してから今まで大人しかった6歳のトイプードルちゃんが急に怒って、噛むようになったということですね。当方でも、飼い主さんが妊娠したり、赤ちゃんが生まれてから、急に吠えるようになったり、攻撃的になったりするケースの相談を受けることはよくあります。
文章の中にもあるように『小さな頃から足を舐めて炎症が起こるので、、、』と書かれているので、もともと子犬の頃から神経質な性格を持っているのかもしれませんね。
急に変化が起こった場合は、もしかしたらワンチャンに何か痛みや病気があるのかもしれませんので、一度病院に相談してみてください。できれば動物行動診療を行っている病院が良いと思います。まろまさんのワンちゃんも6歳なので、何かしら病気が出てくる年齢に差し掛かっているのかもしれません。
妊娠は病気ではありませんが、私も経験があるのですが、つわりであったり、体を動かすのが億劫になったりと、今までと全く同じように動くことができなくなることがあります。初めての妊娠であれば、あなたも喜びとともに不安や心配を感じているかもしれませんし、ご主人もあなたにどう接したら良いのかわからず、イライラや不安や不満を持っているのかもしれませんね。
神経質なワンちゃんの場合、あなたや、ご主人が何かわからないのだけれど、変わっていくようで不安なのかもしれません。家庭内だけで飼っていると、家庭内の小さな変化にとても過敏に反応して不安になっているのかもしれません。
まず、クレートトレーニングを教えて、嫌なことがあると、ご主人に向かっていくのではなく、クレートに入るということを教えましょう。まろまさんにべったりとしているとお子さんが生まれて、ワンちゃんにかまえなくなると攻撃性がひどくなることがありますので、クレートに入っておとなしくしていることを教えてください。
クレートトレーニングは一言でやり方を説明できないものなので、お近くのしつけ教室やトレーナーに相談して指導したり、犬のディケアに預けたりして、飼い主さんにべったりの生活を改善していくようにすると良いと思います。
必ず改善できる問題ですので、諦めずに専門家に相談してみてください。バッチフラワーがお役に立つ場合もありますので、その場合は、インターネットで相談も受け付けていますので、ご相談ください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
私が妊娠中で、妊娠がわかってから6歳になるトイプードルのオスがだっこやべったりくっついてくるようになり、自分が嫌な靴下(小さい頃から足をなめて炎症がおきるので予防のため)を履いたりすると怒って噛… [続きを読む]
まろまさん (宮城県/31歳/女性)
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