対象:インテリアコーディネート
LDKの家具配置=場と座の在り方について。
- (
- 4.0
- )
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
十分にせみママさんのリビングをイメージできたか自信ありませんが、気づいたことをひとつコメントさせていただきます。文面からは現状、3.5m×4.2m=9~10畳の広さに炬燵=床座、ソファ=低い椅子座、ダイニングテーブル=椅子座と目の高さが異なる場を詰め込まれてしまっていると感じました。さらに立座たるキッチンが面し、状況をより複雑にしています。そのため使い勝手の悩み(4)でおっしゃる通り、目の高さの異なる場が近接してしまい、結果として目の低い床座の炬燵で圧迫感を感じるに至っていると思われます。
そこでリビングでの居方を見直し、今三つある場をせめて二つ、できれば一つに整理してみてはいかがでしょうか? 例えば、現在あまり使われていないソファは止めた上で、大ダイニングテーブルでの椅子座か、大炬燵または大座卓の床座のどちらかを中心に据えるなど。例え一つに整理し切れなくとも強弱をつけ、床座+リクライニングチェアなどという組合せもありえるかもしれません。場が整理されればスペースにも余裕が生まれ、収納を追加する余地も生まれましょう。
呼称がLDKだからといって、そのスペース内にリビングとダイニング、場を二つ設なければと思う必要はありません。せみママさんのご家庭なりのくつろぎ方に従い、自由にリビングの場を組み立てていただければと思います。
我々が住宅を設計する場合も、目線の高さと場の距離感は重要なポイントで、新居に対する憧れと実際の生活を見比べ、適切に捌くよう心掛けて臨んでいます。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
評価・お礼
せみママ さん
2016/04/17 16:57目線の高さが違和感につながっていることを指摘いただいて納得しました。子供が小さく、LDKにいろいろな機能を詰め込まざるを得ないため、今回はなるべく目線に気を付けて配置換えをしてみました。いずれもう少し子供が大きくなったら、場の整理をしていこうと思います。ありがとうございました。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
小学生の男子2人の母です。
狭い戸建てのLDKの使い勝手がいまいち悪くて悩んでいます。
LDKは南向きで、北側の玄関ホールからドアを開けて入ると右手に3畳ほどのキッチン(オープン… [続きを読む]
せみママさん (京都府/39歳/女性)
このQ&Aに類似したQ&A